先日、勤務先の本社から通達が来た。
現在、うちの会社で売っている商品の色分けのところに、ヌードカラーとかヌードピンクと表記されているが、これらが人種差別に引っかかるとし、今後は客に発言しない事、またヌードはプラリネと変更する事が書かれてあった。
ヌードは肌をイメージさせ、その薄がかったピンクを肌の色だと決めつけてしまうイメージは、まるで他の肌の色を持つ人々を否定していると理解されるから…とあった。
これを読むまで私は違和感さえ感じた事もない。
化粧品などにもヌードカラーと表記されているものがあり、それらは極めて透明に近い色であったりするから、それほど肌の色だと決め付けるイメージも無いと思うが、男の子、女の子という言葉を発してはいけない同様、また一つ増えてしまった。
今日はバイトの女の子が客のおばあちゃんから「ヌードカラーのカバンはこれだけ?」と聞かれ、「プラリネはあるだけです」と答えたら、おばあちゃんが怒って「私が聞いたのはピンクの薄い色や」と言った。
バイトが「そうです。その今仰った色がプラリネなんです。言ってはいけない決まりなんです、その今仰った色の言葉を。だから仰った色を表す代わりの言葉がプラリネなんです」と説明した。
おばあちゃんは「そんなん誰がプラリネを分かるんや!アホらしい…余計分からんわ!」と言った。
おばあちゃん正論…
プラリネが浸透するまで、この長たらしい言うたらアカン理由を1人1人に口頭説明せなあかん。
そもそもプラリネが浸透するのだろうか…
と、こんな事を書いている私には大問題がある。
それは、私がプラリネと英語で発音できないと言う、致命的な欠点があったのである。
一生かけてもプラリネと言えない自信は200%ある。
胃が痛い今日この頃…