うちの職場にはマネージャー(ブログ内では店長と呼んでいる)を筆頭に、チームリーダーと呼ばれる役職が続く。
そのチームリーダー21歳も9月から正社員から数時間のパートになる予定で、その次に続く役職の女の子も9月から正社員の契約をパートに変更する事を明らかにした。
そのため、店長の次に正社員でありリーダーとしての人材が必要となり、私にその話が来たのは数か月前の事。

日々の生活に問題はない英語、しかしママ友との会話や仕事になると、やはり分からない事が多々ある。
ママ友との会話においては作り笑いで乗り切るが、仕事の場合は客が怒っていたら収拾がつかない事がある。
日本語なら問題解決できる簡単な話も、私の場合、店長に送らねばならず、そこを申し訳ない、役立たずだと思ってしまう事毎回。

そのため、数か月前は断った。
有難い話であったが、100%出来る自信がない以上、100%の気持ちで受けられない自分があった。
しかし昨日、その話が再び浮上したのである。

店長は「あんたしか、いてへんねん。募集して採用してもサボる奴ばっかりやん、せやろ?そのストレスを考えたら、間違いない人材で決めたいねん」と言った。
答えは9月まで出せばよい事になった。

人は「とりあえず受けて、後は何とかなる」と言う人もいる。
しかし私の場合、勤務地の場所柄に問題がある。
もうここで11年接客業をしているが、ニューカッスルの人達が話すジョーディアクセントと呼ばれる英語、グラスゴー(スコットランド)の人々が話す英語、そしてアイルランド英語が究極に分からない。
来たばかりの頃はあれほど聞き取れなかったインド人英語も、今では全く問題ないが、この3つの英語に関しては私にとって英語に聞こえず、本当に毎日の接客の中においては助けが必要になるのが事実である。
こんな現状で受けて大丈夫なのか・・
この問題を考えて4年が経過し、その答えは出るはずもない。

先日、関空の免税店で義母用のタバコを買った時の事。
マイルドセブンが見当たらないので店員に尋ねると、店員が中国人男性であった。
流暢な日本語で「名前が変わった」と私に説明してくれた後、中国人客には中国語で、欧米人にはタバコの種類の違いなどを英語で説明していた。
なるほど、これはもしかすると日本語しか話せない日本人を採用するよりも、3か国語を話せる彼らを採用する方が効率が良いのかも知れないと、妙に納得してしまった。

今回、日本に里帰りした際に心斎橋をウロウロしていた時に感じたのは、実に多くのお店で中国人スタッフが採用されている事、彼らが中国語も日本語も英語も母国語のように話す事に驚いた事である。
私は12年もここに住んでいるが、接客英語もママ友英語すらまだロクに話せない。
もっとも、自分の勉強不足でしかないのであるが・・

次に日本に戻った時は、もっと有能な中国人スタッフで溢れかえっていたりするのだろうか・・
そう思うと俄然やる気が出る私。
引き受けてから何とかなるかもしれぬと思えてきた今日この頃。
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