義父が亡くなって5年が経過。
義母はとにかくお金を使わなくなった。
とは言え、旅行用の服を買ったりする無駄使いはまだ継続されているものの、あれだけ外食連発だった人が、まるで外食に行かなくなり、食にお金をかけなくなってしまった。
冷蔵庫はいつも空っぽ、ほんまに何を食うて生きてんのか分からん食生活である。

しかし、今回のフランス旅行から戻って翌日、「私が旅行に行けるのはあなた達がいてこそ。私がいたからパリも見れなかったでしょう」と言った。
知ってたんや・・
義母は「私は太陽を浴びるホリデーに行きたい。でも1人では手配も出来ないし行く事もできない。自分が全て人にやってもらってきたから悪いのは自分なんだけど、付き添いがなければ旅行に行けない。お金を持ってても息子にアテにされるだけ。夫が私にお金を残してくれたのは、旅行に行くためのお金なの。だから、もう何年生きるか分からないし、お金を使ってしまおうと思って。だから、この8月にスペインに行くから、そういう手配をお願いしたいの。私が勿論、費用は全額出します」と言って来た。

持ってた包丁、落とすでしかし・・
義母が珍しく弱い部分を見せたと思った。
本音を吐いたと言うべきか。
本当にそうなのだろうと思うと、「1人で行きなはれ」と言えない私。
行き先はいつも行くホテルなので、いつも乗る飛行機で行き、同じルートでホテルに入り、ホテルに滞在中は義母はプールと部屋の行き来しかしないので手間がこっちにかからないラクな旅行である。

私が気になったのは「金を使ってしまう」と義母が決めた事である。
虫の知らせであろうか・・

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