数日前、旦那の真ん中の兄嫁(オーストラリア人でオーストラリア在住)が43歳で祖母となった。
嫁の長男(前夫との子)に子供が生まれ、初孫が出来たのである。
長男は21歳になったばかりで無職であり、生活保護を受けている。
相手の女も21歳、無職で妊娠中は薬物を使用し逮捕もされたが、無事出産となった。
2人は生活保護を受けながら、政府から与えられた庭付き一軒家で暮らしている。

子供が生まれて数日、ある問題が生じた。
子供の父親、母親2人の過去の犯罪歴から、子供を安全に育てる事に疑問を持ったソーシャルワーカーが「この2人に子供を見る事は不可能」とし、親族か里親への養子縁組、または施設へ引き渡す事が命ぜられたのである。
2人の犯罪歴から、2人共が相当な攻撃性を持っている事が大きな原因らしい。

赤ん坊の母親の家族は「子供の事を考えると、それの方が良い」としたが、赤ん坊の父親の母(つまり、義兄の嫁)は反対し、「自分が育てる」とした。

そもそも妊娠したと分かった時から、こうなる事は想定内であった。
しかし成人しているから、薬物中毒だろうが何だろうが、本人が「産む」と言えば、産ませるしかないのである。
赤ん坊の母親の家族も、我が娘の妊娠にどうしようも無かった。
「産む」と言うのを無理やりどうこう出来なかったのである。

結果、生まれて数日でこんな状態になった。
赤ん坊がお腹にいる頃、どれほど薬物に影響を受けているのかも分からない。
今は監視の元、その行方が模索されている。

義母の友人のお孫さんが13歳で妊娠、14歳で出産した。
案の定、子育て放棄で今に至る。
義母は「私の孫なら、首根っこ捕まえてでも、堕胎させる」と言ったが、友人は「産みたいと本人が言う以上、どうしょうもない。本当なら堕胎してくれれば、それでことが丸く収まると私も思っているけれど、こればっかりはどうしようもないじゃない」と言った。
まさに、それが本音であると思う。

今回のケースも、妊娠が単純にメデタイ事とされ、生まれて初めて事の重大さに気が付かれた。
妊娠が判明した時点で「あなたには育てる能力がない」とし何とかできないが、生まれてしまってから何とかする。
本当にその赤ん坊が幸せになる場所が見つかれば良いが、それでも2人に育てられるよりは祖母に育てられる方が良いのかも知れない。

こういう話を聞く時、家庭教育で性教育をしっかりしておけば、いい加減な気持ちで妊娠出産する歯止めになるのだろうか、それとも家庭教育でしっかりしていても、若さ故の性欲に負けてしまうのだろうか・・子供を持つ身として考えてしまう。

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