日曜日の事。
日曜日なのに失禁レベルで暇であった店内。
雪が降り、通行止めになっていたり、休校が続いている地域もあるから、出かけても帰って来れなくなるのを恐れてか、人は町に来なかったのかと思う。

さて昼過ぎだったと思うが、ルーマニア人とアメリカ人男性の2人連れが買い物に来て、レジで精算した。
担当した私が「ハロー」と言うと、アメリカ人男性の方が私をギョ!!という目で見た。
男性は「あなたは、もしかして日本人ですか?」と聞いて来た。
私は「何故分かりましたか?」と聞き返した。

と、ここまでの流れはたまにある。
知人が日本人と結婚しているとか、昔、日本に住んでいたから分かる等などであるが、今回のはちょっと違った。

そのアメリカ人男性が「昔、日本人妻がアメリカ人男性との間に出来た我が子に、『誘拐された』と虚偽の発言をさせ続け、それが話題となり大儲けした。しかし結果、それは親が仕掛けた嘘の話であった事がバレ、逮捕された事件があり、それが物凄い話題になったのを覚えていませんか?」と聞いて来た。
知らん・・何やその複雑な事件・・

男性は「アメリカに衝撃が走った。何故なら子供に嘘を付かせ続け、マスコミに発表して何度も何度もTVに出ていたから、誰もが知っている事件だ」と説明してくれた。
また男性は「僕が事件内容に衝撃を受けたのは当たり前なのだけど、それよりも正直で真面目な印象しか無かった日本人女性がそれを我が子にさせていたという事が衝撃で、僕はあのインタビューを何度も何度も見てね、その時、日本人の英語って、こんな発音なんだなと記憶してしまった程に強烈な記憶として残っている」と言った。
何か・・負過ぎる印象で日本人を記憶してんのやな・・

しかしながら、男性は「お会い出来て光栄です」と満面の笑みを浮かべ、店を出て行った。
その笑みに嘘は無く、本当に「光栄」だと思ってくれたような笑みであった。
負のイメージで日本人を記憶し、しかし「光栄」だと言った男性・・・
という事は結果的に日本人は好印象なのか、いや・・そうでは無いのか・・・

とにかく、その事件を知らなかったので、念のため調べたいと考えている。
万が一、またこの話題を出してくるアメリカ人に出会った時のために・・
日本では話題になったのだろうか・・

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