先日、娘のクラスだけ遠足であった。
ここから車で30分ほど走ったスコットランドにあるファーム牧場である。
遊園地や動物園が無いカーライルの遠足は、もっぱらファーム牧場であるが、しかしそもそも学校の斜め前が併設する牧場で、ここに週1で行っているため、何か新鮮味があるのか否かは親として疑問であるも、そこは突っ込む事なくスルーで来ている。

さて遠足の翌日の事。
娘が「○○先生、弁当にポテトチップスとクッキーしか持って来てへんかった。あれ、アカンて言われてたのに、何で先生はエエの?」と聞いて来た。

遠足の度に学校からウルサく言われるのが、持って行く弁当の内容と水筒の飲み物である。
甘いものは絶対に入れない事。
例えばサンドイッチはハムやチーズ、野菜サンドなら良いが、そこにピーナツバターやジャムなどを塗るなと言う事である。
野菜は最低1品、果物はOK、お菓子類は勿論駄目。

水筒の内容に至っては水限定である。
うちの娘は幼少期から緑茶を飲んでいたため、お茶を持って行っているが、欧米の子供にありがちな「水が飲めない」類の子供達は、学校側が水を飲む練習を促すも、やはり内容はジュースに変わっている事がほとんどである。

よって、今回のサンドイッチはチーズとトマト、野菜はプチトマトとブロッコリー、ミカンを1個持って行った娘であるが、向かいに座った教員の弁当の内容がそれだったため、娘の目が釘付けになったようであった。

この教員、まだ25歳であるが100キロを優に超え、高血圧で時々学校を休む。
高血圧であるなら塩分の制限など医師から言われているはずであるが、教員が我慢できないのか医師から言われていないのか・・。
先日、うちに日本人の友人が来た時、娘の学級写真を見て驚愕していたほど、この教員の体の大きさには引くモノがある。

あれだけ子供に「健康食を」と言う学校側と、教員の持参する内容が違い、5歳の娘でさえ「あれ?エエの?」と気が付き始めた。
かと言って、親の私がそんな小さなことを学校側に言うて行く必要も無いわけで、親としての説明はどうあるべきなのか悩む。
「好きなモンだけ食べてたら、あんな事になるよ」とは言えないわけで・・

結局、娘は遠足で「先生が食べてた、ローストチキン味のポテトチップスがこの世で一番美味しい食べ物らしい」という新情報を得たのであった。
ファーム牧場で馬の生態を学んだはずが、この世で美味い喰いもんがチキン味のポテトチップスて・・
血圧下げる気無し!!

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