使い物にならない3人の新人を得てから、1ヶ月が過ぎた。
最も使えないオバハンこと、「リン」は、何故か、最も覚えが困難と思われた、入荷チェックをこなせるようになった。

それでも、7枚のズボンを箱から出し、値札と伝票をチェックするだけの簡単な仕事に1時間をかけるから、上達とは決して言えないが、1時間経てばちゃんと出来ているので、200歩譲ってOKとする。

しかしながら、最も簡単な配送が出来ない。
例えばこれは、イギリス内にある他店から、ある商品を送ってくれと言われ送る際、必要書類に記入して、宅急便に出すだけの、メチャメチャ簡単な仕事である。
家で宅急便を荷造りするのと、ほぼ変わらない。

これを何十回教えても、メチャメチャにして送るか、送ったのに3週間経過しても届いてないか。
自分の家に送ったんちゃうか?と疑問の声も上がったが、それが出来る頭もないような気がする。

まあ、そんなわけで、今日はセールの準備のため、大忙しであった。
リンには、倉庫から去年のセール品を売り場に出してきてもらう仕事を頼んだ。

リンは「私、エレベーター恐怖症なので、運べません」と言う。
どこまで使えんヤツやねん・・

じゃあ分かった。
「鏡拭いて」と頼んだ。
「昨日、ネイルしてきたので、爪が傷む事はしたくない」と言う。

出た!!これこそ、外人。
やりたくない仕事は、ハッキリ発言してくるのである。
「鏡は絶対に拭いてもらいます。鏡も拭けない爪なら、明日の朝までに切り落として来てください」と私。

膨れツラながらも、リンは3時間かけてノロノロ4枚の鏡を拭いたのである。
そんな爪なら、切ってまえ!!!

上司よ!!お前も、採用前にエレベーター恐怖症か確認しとけよ!!

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