今日、売り場にオッサンが1人で来た。
大きなカバンの中から、オレンジ色のカバンを取り出し、「僕は、弁護士なんだけどね」と一言いった。
ここの売り場で今年の夏に売っていたカバンであったから、見覚えがあったので、どうせ返品かと思い、「返品ですね?」と言ってみた。
「いや、僕は弁護士なんだけどね。妻がコレをここで買って、1回使ったら持ち手の所がちぎれたんだよ」と言う。
「ああ、そうですか・・それは申し訳ありません。完売商品ですので、交換が出来ませんが、全額返金させて頂きますので・・」と私が言うと、オッサンは3回目の「僕は弁護士なんだけどね」と言った。
いや・・せやから、ソレがどないしたっちゅ~ねん!!
私にどう答えて欲しいねん!!
驚きと尊敬の眼差しで、「ええ~!!弁護士ですか!!」と言うて欲しいんか!!
返品したいとは言わず、交換とも言わず、ただ3回弁護士と言うだけのオッサンである。
「返金で宜しいですね?」と再度、私から確認すると、「ぼくは弁護士でね。妻がタオルを2枚入れただけで、こうなったんだよね」と4回目の弁護士を出してきた。
弁護士と言うのなら、オッサン、アホか?会話にならんぞ。
「そうですか、それは申し訳ありません。レシートが無くとも、返金いたしますので」と私が言うと、「僕は弁護士をやっているから、妻の代わりに僕が来たわけでね」と言う。
出た、5回目。
オッサンに6回目を言われる前に、「ワタクシのような社員ではなく、マネージャーとお話される方が宜しいでしょうか?ご希望であれば、ここに寄こしますが・・」と私が言うと、オッサンは「いや、それは君のチョイスでいい」と言う。
エエんかい!!
そのやり取りを横で見ていた、別のおばちゃん社員が、マネージャーに内線してくれたようで、すぐにマネージャーは来た。
この人は、人を育てる能力と管理能力が全くないが、どんなクレームも片づけでしまえる、便利な人ではある。
ニコニコしながら来たマネージャー。
「僕は、弁護士なんですがね・・」と6回目を切り出したオッサン。
すかさず「で?弁護士さんが、返品と何か関係が?」とマネージャーが切り返した。
今朝のミーティング研修で、この人は「どんな状況であっても、お客様に言い返してはいけません。お客様と喧嘩してはいけません。」と言うた、そのマネージャーである。
オッサンは、「僕の妻が・・・」と説明し、最後に「そういうわけで、弁護士である僕がね・・」と締めくくる。
「ええ、アナタが弁護士なのは分かりましたから。何度も言って頂かなくて結構ですので・・。で、在庫もありませんし、夏の限定商品ですので、完売しています。お伝えしました通り、全額返金ということで、宜しいでしょうか?」とマネージャー。
「ええ、まあ、僕は弁護士なんでね・・」と言いかけるオッサンに、それを抑えようとするマネージャーとの戦いになり、オッサンは、19回目の「弁護士」を言い終え、やっと手続きは終った。
通常、こんなものは3分で終る仕事である。
やっと、これでオッサンは帰ると思い、「申し訳ありませんでしたので、お詫びまでに、うちのレストランの無料ランチクーポンです。またお越しの際は、使って下さい」と4回分を渡した。
オッサンは「ああ、どうも。いや、僕が弁護士なばっかりに、妻ではなく僕が来て・・・」と20回目の弁護士と言い、もう限界であった私とマネージャーは「はい、どうもさようなら~!!!」と強引に言い、オッサンを置いて、その場を去った。
何回言うねん!!!
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大きなカバンの中から、オレンジ色のカバンを取り出し、「僕は、弁護士なんだけどね」と一言いった。
ここの売り場で今年の夏に売っていたカバンであったから、見覚えがあったので、どうせ返品かと思い、「返品ですね?」と言ってみた。
「いや、僕は弁護士なんだけどね。妻がコレをここで買って、1回使ったら持ち手の所がちぎれたんだよ」と言う。
「ああ、そうですか・・それは申し訳ありません。完売商品ですので、交換が出来ませんが、全額返金させて頂きますので・・」と私が言うと、オッサンは3回目の「僕は弁護士なんだけどね」と言った。
いや・・せやから、ソレがどないしたっちゅ~ねん!!
私にどう答えて欲しいねん!!
驚きと尊敬の眼差しで、「ええ~!!弁護士ですか!!」と言うて欲しいんか!!
返品したいとは言わず、交換とも言わず、ただ3回弁護士と言うだけのオッサンである。
「返金で宜しいですね?」と再度、私から確認すると、「ぼくは弁護士でね。妻がタオルを2枚入れただけで、こうなったんだよね」と4回目の弁護士を出してきた。
弁護士と言うのなら、オッサン、アホか?会話にならんぞ。
「そうですか、それは申し訳ありません。レシートが無くとも、返金いたしますので」と私が言うと、「僕は弁護士をやっているから、妻の代わりに僕が来たわけでね」と言う。
出た、5回目。
オッサンに6回目を言われる前に、「ワタクシのような社員ではなく、マネージャーとお話される方が宜しいでしょうか?ご希望であれば、ここに寄こしますが・・」と私が言うと、オッサンは「いや、それは君のチョイスでいい」と言う。
エエんかい!!
そのやり取りを横で見ていた、別のおばちゃん社員が、マネージャーに内線してくれたようで、すぐにマネージャーは来た。
この人は、人を育てる能力と管理能力が全くないが、どんなクレームも片づけでしまえる、便利な人ではある。
ニコニコしながら来たマネージャー。
「僕は、弁護士なんですがね・・」と6回目を切り出したオッサン。
すかさず「で?弁護士さんが、返品と何か関係が?」とマネージャーが切り返した。
今朝のミーティング研修で、この人は「どんな状況であっても、お客様に言い返してはいけません。お客様と喧嘩してはいけません。」と言うた、そのマネージャーである。
オッサンは、「僕の妻が・・・」と説明し、最後に「そういうわけで、弁護士である僕がね・・」と締めくくる。
「ええ、アナタが弁護士なのは分かりましたから。何度も言って頂かなくて結構ですので・・。で、在庫もありませんし、夏の限定商品ですので、完売しています。お伝えしました通り、全額返金ということで、宜しいでしょうか?」とマネージャー。
「ええ、まあ、僕は弁護士なんでね・・」と言いかけるオッサンに、それを抑えようとするマネージャーとの戦いになり、オッサンは、19回目の「弁護士」を言い終え、やっと手続きは終った。
通常、こんなものは3分で終る仕事である。
やっと、これでオッサンは帰ると思い、「申し訳ありませんでしたので、お詫びまでに、うちのレストランの無料ランチクーポンです。またお越しの際は、使って下さい」と4回分を渡した。
オッサンは「ああ、どうも。いや、僕が弁護士なばっかりに、妻ではなく僕が来て・・・」と20回目の弁護士と言い、もう限界であった私とマネージャーは「はい、どうもさようなら~!!!」と強引に言い、オッサンを置いて、その場を去った。
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