私が海外生活を始める前は「外人=コーラ」これが主なイメージだった。
旅行に行っても、日本で見かける外人も、大概がコーラを飲んでいるイメージが強かった。

実際に住んでみて、それは確実なものとなったから、やっぱり今でも「外人=コーラ」になる。
初めて受けたカルチャーショックは、食に関する事だった。
特に子供に関する食生活が、なんて不健康なのかと思った記憶もあるし、今もそう。

基本的に「お茶」を冷たくして飲むという文化が無いし、健康志向の人以外は水を飲まないから、生まれた時から牛乳かジュースしか飲まない。
これが大人になっても続くし、子供が出来れば同じ事になる。

7年前オーストラリアにいた頃は、小学校に既に「肥満児クラス」というのがあって、食生活の指導と運動をさせるクラスがあった。
標準体重を大幅に超えた生徒と小児糖尿を持った生徒が、参加している。

ここで水を持参させ、家でも学校でもジュースを飲まない指導をしていたが、水を飲めない子供が多かったのに驚いた。
泣きながら水を嫌がる子供。
ならば私の提案で、アイスティーならどうかと勧めたが、甘みが無いから飲めない子供が殆どだった。

ランチの内容もサンドイッチだけは許可し、チョコ・ケーキ・ポテトチップスを食べさせないようにし、その分フルーツを許可していた。
物心付いてから食生活を変えるのは、子供にとって大変だろうなと思った。

お茶が美味しいと思えるのは、日本人であったからだと思うのと、日本食は健康だなと実感する毎日。