~My memories~ 著:WILL -915ページ目

(13)~My memories~ 生涯最後の涙3/6

とても、小さなお腹に

赤ちゃんを授かった体で、

癌を告知された

その夜・・・

ベットの中で妻は、

体を震わせながら

私にしがみつき朝まで泣いた・・・。
 

『わたし・・・ 帰って来れるのかな・・・』


『怖いよ・・・ 怖いよ・・・』


『何でなの・・・ どうしてなの・・・』と、


繰り返し同じことを言いながら・・・

震えが止まらない

怯えた、その体で、

泣きながら、しがみつく妻を

私は、

溢れ出てこようとする涙をこらえ、

ただ、


『大丈夫だ。大丈夫だ。』と


言いつづけながら、

そして、

自分自身の体の震えを

止めるためにも

朝になるまで、

妻を強く抱きしめ続けた・・・




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