図書館本ですニコニコ


文庫化してます!飛び出すハート

 

コロナ禍の、2020年の夏休みが舞台。

宮沢賢治の銀河鉄道の夜をテーマに

修士論文を書こうとしている大学生の春と

その彼氏や友人、

そして親族との関係。


島本理生さん、好きですラブ


以下、ラストについてのネタバレありますチュー



「なんかさ、契約と責任で縛れば

心を固定できるって変じゃないかな、と

思うんだよ」

(中略)

「好きでも、実際問題、

人は変わるかもしれないし。

だって結婚って、その相手以外とは

一生恋愛しないし関係も持ちません、て。

死ぬまでの数十年間をただの一度も、てさ。

それってまるで神様を信じるのと変わらないって、皆、思わないのかなあ」

「えー。

神様はおらんけど、裏切りたくない相手は

現実に目の前におるやんか。

そこ、一緒くたにするところ?」

「いやあ、べつに夫婦だって、

四六時中、目の前にいるわけじゃないんだから。

むしろ神様を裏切るなら怖いけど、

人間同士なら気持ちが変わったって自然なことだからさ」



大学院生の主人公が

年上で社会人の彼氏にプロポーズされた、

でも迷ってる、という話を

友人としている場面なのですが。

いきなり「神様」と話が飛躍するのは、

主人公の書こうとしている修士論文のため

宮沢賢治の宗教観を調べたり

銀河鉄道の夜の中で出てくる「カミサマ」について考えていたからかもしれません。


私は、

「契約と責任で縛っても

心は固定できないけれど

完全に、他の人に心を移したいなら

まずは前の関係を清算してからにしたら?」

と思っているので

別に、「相手が変わらない」「永遠を信じる」と

いう訳ではない、と思っています。


(某芸能人の不倫騒動のときに

妻側についてのマスコミ報道へのイライラなど

同じようなことを書いた過去記事が

あるはずなのですが見つからず、、悲しい


「それでも私を愛してる?」

という質問を、主人公が繰り返すのですが

付き合って浅い段階で

「愛」までいく?と疑問でした。


人の好みの問題の、「好き」と

「愛」は次元が違う気がします。


「愛」は、母から子への愛、みたいに

好きでたまらない!ということでなく

嫌いなところ、ダメなところがあっても

まとめて受け入れる、それでも惹かれてしまう

というイメージなので。



で、更にネタバレしますが

この展開だと最後別れるだろうな、と

思っていたのですが

違うんですよびっくり飛び出すハート

「重いよ(笑)」のやり取りも良い!爆笑飛び出すハート


銀河鉄道の夜(第4稿まであるそう)や、

作中紹介の小説

読んでみたくなりましたニコニコ


宮沢賢治記念館、大学時代に

夫と行きましたー。

また行ってみたいです。


↓青春18切符による東北旅行のときです


↓クリスマスに向けて読みたい

島本理生さんの短編集


↓こちらも島本理生さんの、コロナ禍の小説



ところで先週末は、初めてスペースを

拝聴させていただきましたニコニコ

ペドロ様の他にも

フォローさせていただいている方々の

アイコンが並んでいて、

夜中に繋がっている感じですごいなー飛び出すハート

感動しましたニコニコ


(Xをほとんど使わないので、

使い方が分からず混乱してましたけど泣き笑い

何も触らないと勝手に落ちるし悲しい


それに、本当に頭の回転が早いというか

コメントが素敵ラブ

また拝聴させていただきます飛び出すハート



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↓他にも気になる福袋昇天