時には悪者になることも必要

いつも私を信じてご相談くださりありがとうございます。

先日もうしばらくはいらっしゃらないだろうなと思っていたお客様がふっといらして下さいました。

占い師は人の心を読むプロです。

それはご相談者ご本人のこともそうです。

ああこの人はこう言って欲しいのだろうなとか、ものすごく伝わってきます。でも、結局それを言うだけでは相手のためにならない、ということもあるのです。

ものすごく多いのが、信じている相手に騙されているパターン。

そしてどう伝えて良いかとても悩むのですが、ご本人が全くそれに気づいていないことも多いのです。

１００パーセントこれは詐欺だとか騙されてるとか、私のほうはわかりすぎるぐらいわかるので、それを伝えるともちろん反論されますし、だって、こうだしああだし、と言われるけれども、全部それを論破（したくもないですが仕事なので）すると、半分泣いてお帰りになられる方も多いです。

ただし、そういう人は必ず半年後や1年後くらいに、ひょっこりまた現れたり電話をくださることが多いです。

そして必ずこのようにおっしゃいます。

「りんご先生だけが耳が痛かったけれど当たっていた。ほかの占い師の人たちはみんな、結婚できるとか、上手くいくとか言われていたので、本当にりんご先生の言葉があったから、気づけてお金をとられずに済んだ、騙されずに済んだ、犯罪に巻き込まれずに済んだ・・・そして今は幸せです。」

他の占い師さんを批判するつもりもありませんし私だけが当たるなんて思っていません。

他の占い師さんが本当に視えてないならば当たらない人なのだろうし、

もしくは詐欺だとか騙されるとわかっていてそれを伝えずに本人のその場だけ欲しい言葉だけを伝えているならば当たらないよりも、もっと罪だと思うのです。

相手の人生は一回切りです。

ご縁があり私を信じて来てくださったのならば、一時相手に恨まれても真実を伝えて取り返しのつかないことになる前に気づかせてさしあげることが役目なのだと思うのです。

このブログを読む人は実は占い師さんも多いです。

なぜならば私のところには占い師さんも多くお客様としていらっしゃいます。

なので、どうぞ特に新人の占い師の皆さん、怖がらずにお客様に真実を伝えてください。

相手の欲しい言葉ばかりを言うのはやめてください。（その場は丸くおさまって２，３回リピートされても後々当たらないと気付いたら、どう思われるか想像してみてください）

ただし聞かれてもないようなことを勝手に伝えるのはよほどじゃない限りはやめましょう。

いずれにせよ、占いは外すのは仕方ないこともあります。100パーセントはありえないから。ただし、占いでお客様がいないからリピートして欲しいからといってお金儲けのために良いことばかり言ってみたり、逆に脅すようなことを言うのは、「返り矢」といって、天は見ているので必ず占い師本人にその矢が返ってきて不幸を自分が引き受けることになるのですよ。

そしてお客様も、厳しいことを言われた場合、とても悔しいかもしれないけれど、

思い当たることがないか考えてみてください。そして冷静に参考のひとつとして頭の片隅に置くだけでも良いと思うのです。

占いはあくまでも参考にしていただき、どんな道を選ぶかはもちろんあなた次第なのですよ。