無いものを憂うよりも有るものをいかに生かすか

いつも本当にありがとうございます。

今日はよくよく聞かれるテーマ「なぜ私はこんなに不幸なの？」「なぜあの人は～でもともと持って生まれて幸せなのに、私は～なのに、どうして？？？」

よくSNSなどで、「もともと持って生まれてあんな美人で頭もよくてそれに比べて私ときたら･･･なんて神様は不公平」なんて書き込み（Twitterなんかだと多い）よく見るのですが
人と比べることに意味は無い、とわかってはいてもそう思ってしまうのはよくわかります。

でも大事なのは「無いものを憂うよりも有るものをいかに生かすか」、なのだと思います。

実際もともと恵まれている人が幸せとは限らないというのは私自身いろいろな人たちを見てきていますから、本当によく実感します。
持って生まれて例えば容姿が恵まれていたとしてもその人にとってはそれが当たり前だから、感謝の気持ちもそこまで湧きあがらないでしょうし、逆に人から妬まれたりストーカーやセクハラにあいすぎて嫌だとかおっしゃったりします。
そもそも歴史の偉人たちも、とても貧乏だったからアイデアを駆使しているうちに大きな発明をしたなどという人たちは沢山います。

もともと恵まれて（見える）人たちが全く努力や苦労をしてないかっていうとそんなわけでもありませんしね。

「自分磨き」の中で、大事なのはいかに自分史上最高の自分になれるか、なのですよ。普通の人にいきなり東大に入れとか外交官になれと言われても無理なものは無理です。
要素の一部として外見を磨くということもあると思うのですが、ヘアメイクでも整形でも何でも良いと思うのですが、そこに固執しすぎるのは良くない。
たとえば誰もが佐々木希さんみたいな美女になれるか、ならなきゃいけないかって言ったらそんなわけでもないですよね。
（そういえばあれほどの美女でも夫が浮気したり、苦労もあるわけですから・・・美人だからお金があるから子供がいるから、だから夫が浮気しないというわけでもないのですよね＞＜）

そういえば整形美人についてよく美容外科の先生たちがおっしゃることの一つに、
「自分の顔と全くかけ離れた芸能人の写真を持ってこられても困る」といいますから、
素材を生かすということ、これは本当に大事です。
また、完璧過ぎる美人というのは私も沢山見てきましたが、ちょっと冷たい印象を与えたりするものです。どこか一部例えば目が小さいとか鼻が低いとか、そこが可愛いし愛くるしいし、愛嬌につながり人気が出るっていうこともあるのです。
芸能人の方もそうです。完璧すぎる人よりはナチュラルが大衆には好まれます。
アナウンサーもそうです。色っぽ過ぎる人よりは健康的なほうが主婦にウケます。
整形なんかはどんどんもっともっとと欲が出ますが、あと一歩っていうところで止めるぐらいでちょうど良かった、と、あとから後悔する人はとても多いのですよ。（失敗のリスクもありますしね）

整形などしなくてもヘアメイクで十分かわいいっていう場合も多いです。もちろんコンプレックスを解消して前向きに生きられるのならそのほうが絶対良いです。
外見も大事ですが、中身や話し方、ふるまい方、頭の良さのほうがもっと大事です。

あえて名前を出しますが、
木嶋佳苗被告、この人を見ているとすごいなあと思うのです。
少し前にまた獄中結婚したようですが、まず字が上手だし話術もあり料理も上手、床上手も有名で魔性の女と言われていますね。
決して恵まれた容姿ではないと思いますが、何人もの男性を虜にして詐欺の天才みたいな人です。個人的には容姿のコンプレックスがあったからこそ他をあれほど努力で頑張って補ったのかなと感じます。
ただし犯罪は許されることではありませんし、その心の奥底の闇は計り知れないものがあります。よほど苦労したり嫌な思いもしてきたのでしょう。あの手のタイプの女性は失うものが無いからという強さがありますね。

そういう意味でいうとコンプレックスもあまりに強すぎると起爆剤として良い方向にもいくけれど、いろいろ手に入れたとしても結果あまり幸せになりにくいということも多いです。

目標、野心、これは人間が生きるためには本当に大事です。

かといって、あまりに超人的に自分が持っているものからかけ離れすぎるものを求めすぎては良くないということです。
恋愛もそうかもしれません。
理想や譲れないポイントを持つのはとても大事です。
大事なのはそれに合うような自分なのかどうか。

もともとの求めていた条件と全くかけ離れていても何かひとつ心が揺さぶられて好きになってしまいうっていうこともよくあることです。
自分自身もそうです。
完璧を求めなくても良いのです。
自分の素材を生かして自分らしく輝いていれば必ずや幸せになれるしそこに見合う同じ波長のパートナーも引き寄せられてくるのですよ。