幸福度指数からみた日本
■先日、2つのセミナーを行いました。
ひとつめは、
就活を控える学生さんたちが対象。
■将来の就職先について
希望を聞いてみると、
「少しでも安定した企業に入りたい」
「公務員を希望しています」
激動の時代、雇用の厳しさを
あらわしているのでしょう。
予想通りの答えが多数返ってきました。
■ところが、
「あなたはそこで何をしたいのか?
どんなビジネスパーソンになりたいのか?」
の質問には、
みんな黙り込んでしまう。
自分が将来何をしたいのかわからないようです。
■ふたつめのセミナーは、
30代が中心の中堅層の会社員を
対象としたものです。
■まずは、
1分間の自己紹介からスタート。
みなさん、とても上手に
まとめられているスピーチなのですが、
社名と役職、資格や学歴を
盛り込むだけの方が多いんですね。
いわゆる「肩書き」だけでは、
その人の本当の強みが見えてきません。
■米世論調査機関ギャラップが
経済誌フォーブスで発表した
「世界幸福度調査」 というものがあります。
■調査期間は2005~2009年で、
全世界155カ国の
国家別幸せ度を数値化。
■各国国民の全般的生活の満足度を示す「人生評価」と、
調査前の一日の幸せ度を問う「日常経験」の
二つの項目で構成されて、
2つの項目を合算した点数が高いほど
幸せ順位が高いというものです。
■1位はデンマークで、
2位フィンランド、3位ノルウェイ、4位スウェーデン。
上位4カ国はすべて北欧諸国。
■日本はというと、
グっと下がって81位(ちなみに韓国は56位、中国は125位)。
残念ながら、あまり幸せを実感できていないようです。
■この結果について、
ギャラップは
「上位にランクされた国々では、国民の基本的なニーズが
ほぼ満たさ れているため、幸福と感じる」
とし、一方で
「収入は幸福と密接な関係があるものの、
心理的に得られる満足感や社会との関わりも幸福のカギになっている」
と分析。
■日本はもしかすると、
「豊かになること」を追い求め、
日本のお家芸であるチームワークが素晴らしかった
高度成長時代のときのほうが
数値が高かったかもしれませんね。
■「幸せのかたち」はいろいろであり、
その答えは人によってさまざまだろうと思います。
■ただ、
上記のセミナーの例で言えば、
「大企業で働く」「公務員になり安定した生活を得る」
「高学歴」「人気の高い資格を持つ」
ということだけで
幸せを感じられたのは少し前の時代の話。
■今は、それらを得て、
「あなたは何をしたいのか?」
を問われているのだと思います。
かっこよく表現すれば、
“個の確立”なのでしょうね。
■今年も残り半年を切りました。
未来に向けて、再度目標から逆算し
自分のライフマネジメントの
棚おろしをしてみるのもいいかもしれません。
