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「セーフティマネジメントのポイントとは?」

企業の安全対策 前編 ~人は「面倒なこと」はやらない ~

 

企業の不祥事や事故が多発する今、
危機管理や安全対策に対する意識の低い組織は、
当然のごとく淘汰されていくでしょう。

以前もお話ししましたが、
私も現在、多くの企業に
セーフティマネジメントを指導しています。

私が提唱するのは、
BBS=組織行動セーフティマネジメントというもの。
BBSとは
Behavior Based Safetyの略で、
従業員一人ひとりの「行動」に着目し、
危険な行動をなくし安全行動に変えていく、
というメソッドです。

ここで詳細を語るのは難しいのですが、
BBSの基本となるのは、
いかにして「ヒヤリ・ハット」を無くすかということ。
最悪の事態を想定し、
そこに至るまでに発生するいくつもの「ヒヤリ・ハット」
=ヒヤリとしたりハッとしたりするミスを未然に防ぎ、
事故を防止するのです。

「ちゃんとルールを決めて、
決められたルールを守っていれば、
ヒヤリ・ハットのミスはそうそう起きるものではないだろう」

そう考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし現実は、そうではありません。
「これをやらなければならない」
「こうしなければ危険」
とわかっていることでも、
実際にはやらない人がいるものです。

なぜやらないのか?

それは、「面倒だから」です。

当たり前のことだとお思いかもしれませんが、
実はこの「面倒」ということが、
BBSにおいてとても重要なファクターなのです。

「人は面倒なことはやらない」
これは行動科学的にも、れっきとした人間の行動原理です。
たとえば、
「車を運転する際にはシートベルトする」ということは、
安全の観点から、誰もが理解していることです。
しかし、それでもシートベルトをしない人がいるのは、
「(シートをすることが)面倒だから」に他なりません。

ビジネスの現場も同様です。

いかにトップが「これをやること」と決めても、
そしてそれが確実に理にかなったことだとしても、
面倒なことはやらない…それは自然なことなのです。

そして、この「面倒なこと」を
「必ずやること」に変えるのが、
BBSや行動科学マネジメントの取り組みなのです。