石田淳公式ブログ 行動科学でビジネスも生活も大変貌 ノウハウ伝授中! -18ページ目

マニュアルの落とし穴?

「企業の安全対策」を考える際に、
企業側が用意するツールとして
「詳細なマニュアル」があります。

 

従業員が取るべき行動をこと細かく記し、
そのとおりに行動していればミスは起きない…。
そんなマニュアルづくりに力を入れている企業も
多いものです。

しかし、マニュアルに記された内容も、 それが「面倒な行動」であれば、 人はやろうとしません。

たとえば工場や交通の現場などでの 「指さし呼称」(指さし確認)。

「指さし呼称の徹底」が マニュアルに記されていたとしても、 実際には行なわない人もいるのです。

 

これもまた「面倒だから」です。

 

「そんなことしなくてもいつも大丈夫だから」 と、ごく簡単な行動でさえ面倒だと捉えるのです。

その結果大事故を起こす可能性もあるのに、です。

 

「マニュアルがしっかりしているから大丈夫」 という考えは、
企業のトップ及び管理側の「勘違い」です。

的を得た行動が記された、優れたマニュアルでも、 そこに記された行動が実際に起こらなければ、
何の意味もありません。

 

「マニュアルに書かれているから、やる」

 

これでは、面倒な行動は避けられてしまうでしょう。

ではどうすればいいか?行動を「習慣」にしてしまえばいいのです。

 

「面倒だからやらない」とされた行動も、
繰り返し行い、習慣になってしまえば、
自ら行動を起こすのです。

 

この習慣化のポイントは、 マニュアルに記された行動を起こしているか否かを、
しっかり観察し、「チェック」するということです。
つまり、マニュアルとは別に、 「チェックリスト」が必要なのです。

 

従業員の行動を観察し、
チェックリストに印をつけ、習慣化させる…。
これが現場マネジャーの重要な役割です。

 

「望ましい行動」=「安全行動」を習慣化する。
そのためには、マニュアルだけでは不十分なのです。