大阪で開催された『文学フリマ』というイベントに参加して、自分の作った小説の本を売ってきました。大きなイベントはどれも東京開催のイメージがあって、僕の住んでいる地域からでは交通費も数万円かかりますから、めったなことでは行けない距離だと半ば諦めていたものですが、大阪となれば新幹線で1時間です。
『関西コミティア』や『文学フリマ大阪』の存在を知ってから地方の自分にもぱっと光が差し込んだような救われた気分。参加して肌で感じたのは、会場も充分に大きくて、ネットで交流のあるTwitterのフォロワーさんも大勢参加されており、知らない世界に一人ぼっちで飛び込んだ気がしないということ。知っているけど知らなかった世界で、逢うべきみんなに出逢った、そんな感じ。
【にゃおっくのブースを売り手側から見たところ】
文学フリマはその名の通り、オリジナルの文芸作品をメインに扱ったイベントで、小説は元より、エッセイ、詩歌、批評などとりどりのジャンルの本を並べたブースがひしめいています。売り手側(作り手側)でなくたって、買い物客として楽しめること請け合い。
ところがうちのサークル『N氏のネコは』は一人サークルなものですから、ブースを空けて買い物に行ってしまうと、知らぬ間に貴重なお客さんがきていても本を売る機会を逸してしまいます。もう売る側に専念するしかないかなと腹をくくっていたところ、今回お隣に出店されていたサークル『アイスコーヒー』の「マツ」さんと奥様が、初対面にもかかわらずお心を砕いてくださり、僕の留守中の売り子を引き受けてくださいました。
そして、ぼっちで侘しい僕のブースに足を運んでくれた3人の神様。本の可能性を極限まで高めすぎちゃう「らし」さん、ふぉとば作家の沙耶さん。挨拶に来てくださったショートパンツが似合う小説家の寒竹泉美さん。皆さんに感謝ですm(u_u*)m
いつかイベントの常連になり、右も左も見渡す限り友人知人で、おまけに本は飛ぶように売れる……そんな日があっても、皆さんだけはずっと特別です。……そんなときが来るかどうかはまだ分かりませんがそれはそれとして(笑)
本を売りに行くと言ってもイベントは、究極的には人や作品との出逢いの場です。二次創作のイベントだと好きなマンガやアニメ、ゲームなどの既存作品が参加者たちをつなぐわけですが、オリジナル作品限定のイベントであれば、より人と人とが向き合って対話せざるを得ません。だから良いのです。そこに魅力を感じるんです。(つづく)