叔父って美味しいポジションだなと思います(*^_^)
兄に子供ができてからずっと姪や甥を見ているんですが、
僕は彼らにとって親ではないけど他人ではなくて、
ちょうどいい距離感で接することができるのです。
子供を毎日見ているから気づくことと、
たまにしか会わないから気づくことがあって
親は前者、僕は後者の担当というわけですね。
最近、長女で8歳の姪の美咲ちゃんが知恵がついてきて
ちょっとクレバーな雰囲気に育ってきました。
かと言って、別に冷めているとか心を閉ざしているとか
いうわけでもなく、いかにも子供っぽくてとても素直です。
でもここ1、2年は泣いたりわがまま言ったりもすっかりしなくなりました。
そんな彼女が、2つ下の弟の大樹くんをよくバカにします。
そうはいっても美咲ちゃんは別に意地が悪いわけでもなく
お姉さんとしての立場を守ろうとしているだけです。
「美咲の方がおねえさんなんだから、ふふん」といった程度のことです。
同世代の中でかなり身体が小さいので
ちょっとコンプレックスなのもあるのでしょう。
先日こんなことがありました。
兄の家に子猫が住み着きかけたのですが、
兄の奥さんは猫を飼うのに反対らしく、餌もやらないという方針。
しかし子供たちとしては猫が気になります。
結局困った兄が子猫をどこか遠くに連れて行ってしまいました。
「大樹は泣いたんよ~」と、
ばりばりの方言で美咲ちゃんは僕に得意げに教えてくれました。
小学生によくある態度。
へぇ、と僕は思いました。
弟の大樹くんが感受性豊かでとても優しい子で、
動物や植物や虫が好きだというのはよく知っています。
でも僕が気になったのはそこではありませんでした。
前にも美咲ちゃんがアニメを見ているとき、
悲劇的なシーンで平気な顔をしていたのが気がかりでした。
だから僕は美咲ちゃんにこう言葉をかけました。
「美咲ちゃんは悲しくなかった?」
彼女はふっと黙って、少し考えてから
なんでもない顔をしてみせました。
でも多分、この言葉は彼女の中に残ったと思います。
「美咲ちゃんは悲しくなかったんだね」と言うと強烈ですが、
責めているような言葉になるので使えませんでした。
しょうがないことをしょうがないと直ぐに受け入れてしまう
人になってほしくなかったのです。
たとえ自分は悲しくなくても、
悲しんでいる人のために悲しめる人になってほしいな…というのが
叔父としての僕のわがままです。
人を自分の思うように変えることはできませんが、
これからどんな人間に成長していくか無限の岐路に立っている子供に、
きっかけくらいは与えられると信じています。
※子供の名前は仮名です(*^-^)