こんにちは
獣医師の佐藤ひろこです
日々診察をしていると
『愛犬がご飯を食べてくれない…』
と悩んでいる飼い主さんとても多いです
ワンちゃんの栄養補給は
やはり食べることからなので
食べてくれないととっても心配になりますよね
特に愛犬に持病があったり
高齢であったりすると
不安で不安で
なんとかして食べさせなきゃと
頑張るあまりお互いに
ストレスにになってしまうことも
なぜ食べてくれないのか
フードがまずいから?
好き嫌いがあるから?
もちろんそれもあるかもしれません
しかし、それだけではないのも事実…
今回は
なぜ愛犬がごはんを食べないのか
理由を2つあげます
病気の影響で悪液質の状態
ひどい炎症状態で食欲がない。
呼吸器の疾患で食欲がない。など
重病で食欲がない場合を除く
①食事時間が楽しくない
どういうことかと言うと
わたしたち飼い主は
食べてくれないことを心配するあまり
食べる姿をじっと見つめてしまいます
そして、その顔が心配だからこそ
真剣な顔になってて
正直言ってかなり怖い顔してるんですよね
これわたしすごくわかるんです
我が家の長女が少食&偏食で
毎日何を食事出したらいいのかがわからなくて
『今日は食べてくれるのかな?』
『また残されるのかな。』
『栄養状態大丈夫かな。』
と、ものすごく心配で心配で
ご飯食べてる姿をじっと見つめてしまったり
食べずに残されると小言を言ってしまったり
全然楽しくない食事時間を作っている
そうなると苦痛ですよね
余計に食べたくないですよね
それは犬に対してだとしても同じこと
食事の時間は楽しいだよ!って言うことを
愛犬が思い出すことができるように
少し距離を置いたり
ニコニコ笑っていたり
家族の食事時間と合わせて食事をあげたりなど
いつもの環境を少し変えてみるのも
1つの手ではないのかなと思っています
②お腹が空いていない
朝起きてすぐに朝ごはんを出されても
胃腸がまだ動いてなくてお腹が空かない
昼間もずっとおうちの中にいて
運動していないのでお腹が空かない
食欲がないから心配だと
おやつをちょこちょこ食べているため
常に満腹状態になっているので
お腹が空かない
当てはまるものありませんか?
おやつの食べ過ぎで
お腹がいっぱいになっていることは
実はよくあるパターンです
そして
お腹が空くためには
朝起きてお散歩に行ったり
おうちの中で少し運動するなど
エネルギーを消費させることが必要です
また夜はきちんと寝ること
夜寝ることによって
胃腸を休ませることも大事
愛犬が食欲がない事は
体調を表すバロメーターになるので
まずは動物病院に行って
病気が隠れていないかを探すのが1番重要です
それが問題なければ
食事の見直しとともに
環境を見直してみるのも大事ですよ