生活を見る視点 | WillLaboのブログ

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WillLaboは、東京の両国にある、リハビリスタジオです。
運営しているのは、作業療法士の山田 稔です。
気軽に、ヒゲ先生とお呼び下さい。
靴専門の理学療法士中田 翔が「既成靴の調整」によって、戻りづらい身体を保つお手伝いも始めました。

身体機能を見る、という視点と、生活を見る視点とは同じ様で実は違うのかもしれない、というお話です。

身体機能は何のために見るのか、というと当たり前ですが生活がしやすくなるためにカラダがきちんと機能しているかを見るわけです。

とすると、簡単に言うと、生活ができていればいい、という結論に行きあたります。

でも、その生活を『出来るだけ快適に』送る、という視点に立つと趣が変わってきます。

たとえば、『歩く』という生活上の機能を考えてみます。

歩行とはなにか?と考えると、左右の足が交互に前に出て前に出た足が体重を支えてくれれば歩行は成り立ちます。その中には、カカトから着くのが正常等の知識はありますが、要は歩ければいいわけです。

しかし、生活上の歩行は、買い物とか、散歩とか、山登りとか、犬の散歩とか、色々目的が違うはずなので、自ずと歩き方も変わってくるはずなのです。
そして、ここに必要とされる機能は違ってくるはずなのですね。

でも、その視点を忘れて、『かかとから着かなければいけない』とか『足は真直ぐ出さなければいけない、などのいわゆる正常歩行を目指していると生活で必要な機能を見落としてしまう可能性があると思うのです。

本日も、勉強会に集まった面々で、下肢の能力についての勉強をしたのですが、でも、忘れてはいけないのが、生活、だよね。
という話に落ち着きました。

変形性股関節症であれ片麻痺であれ『歩く』ということ一つを取ってみても、いろいろなことを想定して体の機能を見る視点をいつも持っていないと、訓練室では歩けるけど、家に戻ったら歩けない、という結果になってしまう危険性があると思うのです。

いつも、生活、という視点を忘れずに機能の向上に向かって自分の頭を使いたいと思っている、WillLaboでした。