本日は、青梅に一日出張の日でした。
変形性股関節や片麻痺など身体に障害をお持ちの方の中には、Willlaboの手を必要としているけれども、電車で移動して、両国まで通うことが難しい方もおいでになります。
出来るだけ、皆さんのご要望にはお答えしたいWillLaboは、出張の依頼もお引気受けしていますが、1日お一人に割く訳にも行かないため、何人か集まっていただけたら、という条件でご希望に沿うように努力しています。
「歩けることは歩ける」方や、「杖をついていれば歩ける」方でも、電車の利用はかなり不安なようです。
勿論、階段や電車の乗り降りのタイミング、エレベーターを探すことの苦労など、数え上げたらきりがないくらい困っておいでなのでしょうが、私が思うに、《他の人》の存在が一番不安なのではないか?と想像しています。
他の人から見ても、杖をついていたり、跛行で特徴的な歩き方をしていれば、『ああ、足が悪い方なんだな』、というぐらいの想像はできるでしょう。
しかし、バランスを失いそうになっている歩き方、なんてことは全く想像だにしないはずです。
そう、歩くことがようやく、という方はバランスが極めてとりづらくなっています。しかも、それはご本人が自覚しないレベルでも起こっていると考えられます。
そのような状態で歩かれている方の心に叫びは、『お願いだから、声をかけないで』『変な風に動かないでそのままじっとしていて私が通り過ぎるの待ってて』、『もう少し離れてくれないと、なんだか不安でしょうがない』、ではないでしょうか?
当たり前のことですが、《他の人》は、自分が思った通りには反応してくれません。突然、後ろを振り向いたり、思わぬ方向に足を出したり、椅子から急に立ち上がったり…。
まったく、ごく普通の日常生活で、人の動きが予測できないことほど不安感を増強することはないと思ます。
身体に何にも問題がないか歩いていること自体は全く意識せず可能なレベルの方ならば問題な、様々な場面で突然起こる事態に対応できるでしょうが、ようやく歩いているレベルの方にとって、突然起こることほど怖いことはありません。
人間は、常にバランスを取って生活しているわけですが、そこには不確定要素が多数存在します。そのような時に、バランスの幅が狭い方は、対応出来る場面も限られてくるために、常に不安定感にさいなまれていると考えるのです。
ですから、硬いところを緩めて楽になることも、筋肉をストレッチして伸ばすことも必要なことですが合わせてバランスの練習も必ず必要なのです。
WillLaboでは、さまざまに工夫した練習課題を用意しています。
何といっても、バランスは無意識のレベルで取っているもの、意識的なバランス練習はあまり役に立たないのです。
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