WillLaboにおいでになる変形性股関節症の方の訴えは、
①痛みの訴え
②関節の動き辛さの訴え
③じっとしていると固まってしまうという訴え
④きれいに、長時間歩きたいという訴え
という順で多く聞かれます。
勿論、訴えられている状態そのものに対して施術させていただくわけですが、実は、『言葉にならない』、『うまく伝えられない』、『医療者に訴えても聞いてくれないだろうな(と、思う)』、などの理由で、その裏にあるもっと切実な声はなかなかお聞きできません。
しかし、①~③やそのほかカラダについての訴えをお聴きしたときに、私にはその言葉が、
『もっと気軽に生活したい』、『何も気にせず旅行がしたい』、『かわいい靴が履きたい』、『ショッピングを気軽に楽しみたい』、『昔みたいに、運動したり山登りしたりダンスができるようになりたい(もちろん、できる範囲で構わないから)』、『何より、不安感から解放されたい』
という訴えに聴こえます。
病院では、レントゲン写真を見せられ、どのくらい関節が壊れているか、このままいくとどうなるかを説明されます。もちろん、そのこと自体は、客観的で科学的な知識をもとにした、全く異論のはさみようのない事実ですし、その状況は知っておいていい情報だと思います。
しかし、その診断なり指針なりを聞くと同時に、『手術するしかないですね』といわれたり、『手術の日取りを決めましょう』といきなり切り出され、狼狽したりした経験が皆さんおありのようです。
なぜ、不安感をあおるような言い方しか医療者はできないのでしょう?それが事実としても、そのほかの手段や別の可能性はないのでしょうか?
一つ一つの現象、状態をより客観的に伝えつつ、よくなる部分とそうではない部分、本当に気を付けなければいけない生活上の問題と、これはあまり気にしなくて大丈夫、という部分をはっきりさせることで、不安感を和らげ、前向きに変形性股関節症と向き合えるようになると考えています。
変形性股関節症という状態をもっていても、ごく普通に生活している、《個人》を私は、見ていますし、お一人お一人で状況が違うわけですから、その方に見合った生活の仕方、人生の歩み方があるはずです。そのことを大切にしながら、上手に変形性股関節症と付き合って、実り豊かな生活を送っていただけるようWillLaboは援助したいと考えています。