私がマスコミを信じなくなったキッカケ | パイナップル豆乳さんのブログ

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マスコミは不都合な事件を報道しません。


私も今から書く事件があるまでそんなことは知りませんでした。


約20年前の事件ですが、ボカして書いていきます。


当時私は物流会社の倉庫で契約社員として働いていました。

東京都区内にある倉庫です。


とある荷主さんの商品を扱っていて、名古屋と大阪では別の会社が委託されていました。

東京都区内の私が働いていた会社は中小企業ですが、名古屋と大阪では大手物流会社が委託されて行っていました。


荷主さんから指示があり、委託された物流会社同士で連絡を取り合って商品を送ったり送ってもらったりする関係で、電話で毎日会話を交わすので仕事仲間という感じでした。


名古屋の人は元気な女性でした。

元気な女性でしたが、電話越しでも段々と元気がなくなっていっているとわかるほどで、急にいなくなりました。


その女性の名前が豊橋市民だったら誰でも知ってる地名と同じだったため、20年経った今でも覚えています。


担当者が元気な女性から年輩の女性に替わりました。


何か事情があったんだろう!?ぐらいに思っていましたが、私に仕事を教えてくれたWさんが「⚪⚫さん、殺されてバラバラにされたらしいよ」と唐突に話しました。


「えっ、そんなことになってたらテレビや新聞が報道するでしょ」と返しましたが、「私も聞いただけだからよくわからない」とWさんは仰いました。


「本当かなぁ。でも、⚪⚫さんは段々元気が無くなっていってたからなぁ。」と少し気にはなりましたが、それっきり忘れていました。


約1年後、フジテレビの夕方のニュースを視ていました。

安藤裕子さんと西山喜久恵さんのどちらかが「さて、1年前このような事件がありました。大手物流会社の名古屋営業所で、同じ職場で働き交際していた女性が男性に殺されてバラバラにされたうえバッグに詰められ遺棄されました。」


「エェ~ッ、⚪⚫さんじゃん。」


鳥肌が立ちました。


詳細は以下の通りです。


いつも電話でやりとりしていた⚪⚫さんは社員で、アルバイトとして働いていた男性と交際するようになりました。男性には窃盗癖があり、荷物を開けて盗むということを数回見つかり、その度に⚪⚫さんが謝って弁償して男性はクビにならずに済みました。

社員の⚪⚫さんは会社での立場が危うくなります。

それでも癖が直らない男性に別れ話を切り出し、逆上した男性に殺害されました。


各所の委託業者の方とは違って⚪⚫さんは冗談を言う元気でユーモアがある女性だったのに、段々と沈んだ声になっていった。

そういうことだったのか。


某大手物流会社なので、スポンサーの顔を窺ったテレビや新聞は報道出来なかったのでしょう。


たまたま視たそのフジテレビのニュースでも会社名は伏せられました。

⚪⚫さんの名前と写真は出ていましたが・・


スポンサー企業の社内で起きた事件で、犯人は会社内で窃盗をしていた。

物流会社なので、物流会社に委託された荷物を開けて窃盗していたということ。


テレビや新聞はソコを伏せたかったのでしょう。


その日その時フジテレビの夕方のニュースを視ていた偶然。

そもそも平日の夕方のニュースをやっている時間に家でテレビを視ていることは基本的に無い。


民放の夕方のニュースはニュース番組というよりグルメ番組みたいだから、その時間に家でテレビを視るにしてもNHKなので、天文学的な確率です。


会社名は伏せられていたが、何故フジテレビは1年後に報道したのだろうか?


他の局は報道したのだろうか?


図書館に行って新聞の縮刷版を探しましたが、何処にも載っていなかったです。


フジテレビだけが報道したのか?


雑誌にもこの事件について記載があったのを見たことがありません。


当時は頻繁に漫画喫茶に通っていて、週刊現代・週刊ポスト・週刊新潮・週刊文春は読んでいました。


それでも見掛けない。


遭ったことは確実だが、報道されない不可思議な事件。


国民の知る権利。

報道機関の報道しない自由。


インターネットの普及により変わってきたとは思いますが、「報道機関の報道しない自由」により、我々は恣意的に真実は知らされていないのです。