月のまなざしが まだ残る空に
やさしい潮風が門出を告げる
この人生の青い海原に
おまえは ただひとり帆をあげる
遠い波の彼方に金色の光がある
永遠の輝きに命のかじをとろう
果てない旅路にやすらぎを求めて
いつしか かの胸にいかりをおろす
呼び合う世界で空と海が出会う
おまえは歌になり流れていく
遠い波の彼方に金色の光がある
永遠の輝きに命のかじをとろう
『遠い波の彼方に金色の光がある・・・永遠の輝きに命のかじをとろう』
なんて、深遠なる詩なんだろうか。とても17歳の少女(作詞当時)が書いた詩とは思えない。
人はすべて旅人。
一人一人、旅のコースもスケジュールも異なるけど
長い旅もあれば、短い旅もある
穏やかな旅もあれば、激烈な旅もある
楽しい旅もあれば、苦しく切なく悲しい旅もある
でも、結局すべての人は『ただひとり帆をあげる』のだ
『遠い波の彼方』の世界を信じながら
僕は息子の名前を考えていた時、この曲が頭の中に流れていた。
彼の人生がこの詩のように、金色の光に満ちて欲しいと願った。