
今日、いつものように在宅で仕事をしていたらネットニュースで安倍元首相が奈良市内で選挙応援中に銃撃されたという衝撃的な報道が行われた。テレビ局はすべて緊急特別番組に変更になり、橿原市の奈良県立医科大学病院にドクターヘリで搬送される安倍氏の様子が放映され、病院で手当てが行われていたが夕方に亡くなられた。
首相現役期間中は色んな賛否があったが、ここまでの大物は他にはいなかったし、僕のような端っこの一国民までもが、今回の事件を聞いて、身につまされる思いになるくらい、国民一人ひとりに浸透しきっている人物なのだと感じた。
暗い世の中だと思った。色んなモノが溢れ、過去よりも便利な生活を享受でき、長生きできる人も多くなっているはずなのに、何か大きなものが失われている感じがする。勿論、これはよく言われていることであり、いつの時代も過去への郷愁がそういう考え方を膨張させる傾向にはあるのだと思うが、それにしても、コロナ以降特にそういう閉塞感のようなものが時代の空気感として漂い続けている気がしてならない。