萩・下関旅行201212(2日目) | willfreemanのブログ

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no man is an island


2日目の翌朝は、まず松陰神社でお参り。12年度の反省と来年度の抱負を祈念したい。



神社の途中にある、松下村塾。ここで松陰先生が指導した期間は僅か1年足らずだったらしいが、幕末の時代を動かす大物が続々とここから現れた。



昨日の雪・雨の天気から一変して今日は快晴。吉田松陰先生への敬意と早朝の参拝で非常に清々しい気分になれた。



松陰神社の後、秋吉台へ向かった。途中から、画像のようにカルスト地形が続いていた。年初に行った阿蘇の光景も素晴らしかったが、こちらも相当迫力のある光景だった。



秋吉台展望台の近くにあるエレベーターで80m地下の鍾乳洞にいっきに下降する。シーズンオフなのか、客もまばらで、随分静かな場所だった。スタッフが居なかったら、営業しているのかどうかもわからないくらいだ。



鍾乳洞内の様子。照明が少ないので、カメラがピンボケしやすい。気温が1年中15度程度らしく、コートを着ている人は皆暑くなって脱いでしまっていた。



鍾乳洞の中でも有名な「百枚皿」。段丘の中腹から流れ出る水が、波紋の形に固まったもの。多くの皿を並べたような姿から百枚皿と名付けられたが、実際には500以上あるらしい。水の波紋の端の泡立つ部分に石灰分が沈積。波紋の縁の部分だけが、長い歳月の間に盛り上がって、皿状になったらしい。



秋吉台を出発し、下関に到着したのは15時くらいだった。チェックインして車を停め、レンタサイクルを借りて下関観光に出掛けた。宿は「東京第一ホテル下関」。源平壇の浦合戦で安徳帝と共に滅びた平家一門とのいわれを謳われた赤間関稲荷町の妓楼「大坂屋」の跡にあたるらしい。幕末には、桂小五郎、久坂玄瑞、伊藤俊輔、井上聞多、山県有朋といったそうそうたる顔ぶれが、戦陣の暇をみつけてくりだして通ったらしい。



ホテルから歩いてすぐのところにあるカモンワーフ。下関の観光スポットだ。



こちらは有名な唐戸市場。ここの市場は業者だけでなく、一般客も買い物が簡単にできる。



自転車で数分、下関駅の方に行ったところにあるのが大歳神社。高杉晋作が奇兵隊旗揚げした場所だ。神社は高台にあるので、下関の街と海が一望できた。



こちらは白石正一郎宅跡。回船問屋のオーナーだった白石氏は資金面で尊王攘夷の志士達を支えた人だった。長州藩の高杉晋作、久坂玄瑞らを資金面で援助し、脱藩した坂本龍馬なども一時、白石邸に身を寄せていたらしい。今は、中国電力下関営業所の敷地内になっている。



夕食は少し早かったが白石宅跡に近い「きんかん」へ行った。美味しいふく料理がリーズナブルな価格で食べられるということで有名な店みたいだ。お店に入った時はまだ16時台だったのに、お客がかなり入っていた。



単品注文だが、ふくコースになるような感じで注文した。まずは「ふくさし」。関西では「てっさ」と呼ばれている。文句なしに美味。ただし、画像ではふくコースの順番のように並べたが、実際はこれがラストに出された。多分、注文を忘れてしまっていたようだった。なので、せっかく美味いふくと日本酒でやりたかったのだが、日本酒をとっくに飲みきってしまっていた。



こちらは「ふくちり」。関西では「てっちり」と呼ばれている。こちらも美味い。



「ふくの唐揚げ」。これもふくの味がつまっていた。



こちらが「ふく雑炊」。これはびっくりするくらい美味かった。ふくじゃないと出ない出汁の旨味が凝縮されていた。ただし、これが一番最初に出されてきたため、日本酒と雑炊という組み合わせで、序盤なのか〆なのか良く分からなくなる順番だった。まあ、でも美味いから全然構わないと思ってしまった。



きんかんの後、また自転車でカモンワーフのほうに戻った。こちらは下関駅近くにある「海峡ゆめタワー」。地上153mの高さで、入場料は600円。



こちらは「青春交響の塔」。幕末期に助けあった高杉晋作と坂本龍馬の友情を2本の石柱によって表現したモニュメント。制作は東京スカイツリーのデザイン監修を務めた澄川喜一氏だそうだ。ちなみに、司馬遼太郎の小説では、それほどこの二人の絡みは記述されていなかったような気がする。



左手に「しものせき水族館」、中央奥下が「カモンワーフ」、中央奥上が、火の山公園。この後、火の山公園から夜景を見ることになる。



唐戸桟橋。明日はここから巌流島に行く予定だ。



左側の建物が「下関南部町郵便局」。下関に現存する最も古い洋風建築物で、現役の郵便局舎として営業している日本最古のものらしい。右側は「旧秋田商会ビル」。西日本で最初の鉄筋コンクリート造の事務所建築で、屋上には日本庭園と日本家屋を備えている。とても粋な建築物だ。横浜の日本大通りのあたりの建築物もそうだが、昔の文化は本当に優れているように思われる。



こちらは関門トンネル人道入口の下関側。ここからエレベータで降りて海底トンネルで九州へ渡れるようになっている。徒歩は無料。自転車・単車は20円。一応、画像の奥に少し見えるおじさんが見張っている。自転車で20円を払わずに行こうとした奴に払うように警告していた。



地下道の様子。国道2号線らしい。ジョギングブームが下関にもきているようで、皆、このトンネルを行ったり来たりジョギングしている人がたくさんいた。



火の山公園の山頂からの夜景。「御見事」の一言だった。案内のおじさんが「函館よりも良いやろ!」と説明してくれて、曖昧な返事をしてみたが、確かに函館に匹敵するくらい美しい夜景だった。夜景の空間の奥行きと手前の関門海峡の光の配置が絶妙な感じがした。世の中にはあっと驚くくらい美しい景色がたくさんある。限られた時間の中で、そのうちの幾つを観ることができるか分からないが、一つ一つの美しい景色を記憶に残したいと思うような下関の夜景だった。