
平日の午後のドラマ再放送で松嶋菜々子主演の「美女か野獣」がやっていたのでHDに録画予約をして観た。このドラマは過去にも何度か観ていてストーリーは大体覚えているのだが、毎回観る度にハマってしまう。
フジテレビ系列で2003年1月から放送された「美女か野獣」は、視聴率が低迷しているニュース番組の責任者にヘッドハントされてきたキャリアウーマン(松嶋菜々子)が、まわりと対立しながらも理解を深めていく状況を描いた業界ものドラマだ。ストーリー自体は、いくら放送業界でも無理があるのではと思う部分があるのだが、このドラマが伝えようとしている芯の部分にいつも感動してしまう。
仕事は好きでやりたいし、同僚や上司とも楽しく真剣にやりたいと思っている。でも、僕も含めて歳をとる程、色んなしがらみや制約条件が出てきて、思っていることとは違うことを話したり行動したりしなければいけない場面が増えてくる。その度に、本人も相手もみんな少しずつ心が傷ついていく。だからこそ、経験を重ねた人間の言葉には説得力があるし、傷がない人間ほど付き合っていてつまらないものはない。このドラマみたいに信念を全うして結果がうまくいくケースのほうが、実際は多分少ないと思う。それよりも客観性や相対的な視点を持って行動していくほうが恐らく無難にいくことくらい、ほとんどの人が解かってる。でも、こういうドラマが作られるのは、やっぱり自分の信念に熱い想いを持って生きたいという気持ちを忘れたくない人が多いからなんだと思う。
僕もこれまで一時の感情に流されて随分後悔をしてきた。あの時あの発言やあの行動をしなければ良かったと思うことがかなりたくさんある。だから、いつも仕事に対して虚無感が生まれそうになった時は、冷静になれと自分に言い聞かせる。思っていることと全然違う発言をして、行動をして、それで良いんだと自分に言い聞かせている。多分、それで良いんだと思う。ドラマじゃないんだから、誰も助けてくれるわけじゃない。結局、無力な自分が下手な後始末をすることになる。
でも、やっぱり仕事で感動したいし、仕事で関わる人にも感動したいと、心の何処かで願っているのでしょうな。。