悲観的な結果がずらり。最低項目が目を引く日本の若者なんと、日本の若者で「過去1年に経済的に余裕があった」と答えた人が10か国中最低の25%! さらに「3年後に同世代の人より生活レベルが上になっている」と考える人も、日本人が最低の28%なのです。 日本人がアジアで最低の項目は、まだ続きます。 「収入に満足している人」18.5%「仕事に満足している人」28%「恋人・配偶者との関係に満足している人」32.5%この3項目、すべてアジア最低です。「3年以内に買いたい製品、利用したいサービス」の中でも日本人は唯一、国内旅行(39%)が海外旅行(33%)を上回り、旅行でも近場が人気とのこと。 円安で貧乏になる日本人調査10か国で、平均月収がダントツに高い国はどこだと思います? 答えは、シンガポールで約36万円! 2位が韓国で25万円。3位に日本が入って22万円。4位は中国で16万円。 この円換算の数字には、多分に円安も影響していると思います。アジア各国通貨に対して円は非常に安くなっているので、アジアを中心に外国人観光客がどっと日本に押し寄せていることと符合しますね。 私が常日頃言っているように、やはり日本人は間違いなく(比較すると他国より)円安の影響で貧乏になっているのですよ。日本に閉じこもっているとピンときませんが、この調査結果がその事実を雄弁に物語っていますね。だからこそ、外貨建て資産を持つ必要があるのです。儲けるというより「目減りをできるだけ抑える」という発想ですよ。金も外貨建て資産の中では、1つの選択肢です。 アジアの「金大好きDNA」が調査結果にも反映「3年以内に買いたい製品、利用したいサービス」の中に、「金」が入ってきた国が3か国もありました。マレーシア・フィリピン(いずれも3位)、そしてインドネシア(4位)です。若者がほしいモノランキングでゴールドが上位に入るとは、さすが金好きのアジア! なお、買いたいモノランキングを見ると、総じて海外旅行がトップ。次が車。そしてスマホです。日本だけ車が入らず、代わって国内旅行が2位に入っています。ちなみに日本の1位はスマホ、3位は海外旅行。シンガポールだけ3位に「定期健診」が入っていました。
