そんなタイトルを付けさせたのは、昨日買ってきた猫物語白である。
(騙)なんて付けたものの、個人的に本気でアリだと思う。
偽物語までは言葉遊びや怪異がメインで、エンターテイメント的な要素が多かったように思う。
さすがにそれでは読書感想文が書きにくいような気がする。
いやまぁハリーポッターを読むことで何かを得て、成長の糧とする事も出来るんだろうけど、どちらかと言えば楽しむのがメインだろうから。
だが猫物語黒から白では登場人物の一人にスポットライトを浴びせ、その精神的成長を描いている。
個人的には男性が読むイメージが大きいんだけど、女の子が読んでも面白いんじゃないかと思う。
男子ってこんなの読むんだー的な気分で読んでみたら、恋話的な話で意外に面白かった。的なノリでハマリそう。
ただし連続ものだからそこまで読むのが大変かも(;´∀`)
『目を逸らしてるだけじゃ、逃げたことにはならない───』
これが今回の一番の名言だと思う。
なんかこう色々と考えさせられた。
目を逸らすだけなら前進も後退も無くって、只そこに立ち止まってるだけ。
それを無視して進むにしても逃げるにしても、その場から動く事を選んでる。
逸らすだけで動かないのは何も選んでないのと同じ。
どれが良いのかなんてのは人其々な訳だけど、とは言っても立ち止まってるよりは動いてる方が他人から見てもマシかもしれない。
まぁ目を逸らして動くって事は逃げ出してるわけだから、良い事では無いよね。
とは言え世の中は良い事だけで進むわけではなく、悪事に目を瞑るのも処世術なわけで。
なんか話がズレて来たけど、要するに逃げるのも悪くないんだよって事が結論。
漫画とかだと良く言うじゃん、後ろ向きに全速前進とか。
逃げる逃げないが問題なんじゃなくて、最終的にそれがどんな事態を引き起こすのかが問題って事。
逃げた結果としてネガティブな事しか考えられないようなら、それは逃げた結果として堕ちたって事。
堕ちたままならそりゃ悪い。
でも堕ちたならそこから這い上がる事は出来る。
まぁ世の中には墜ちたらどうしようも無い事態ってのはあるけど、それはもうそんな結果になるのに逃げを選んだ事が失敗なのだから仕方が無い。
ここまで書いといてなんなんだけど、一番良いのは逃げない事。
立ち向かえるなら立ち向かって問題を解決しちゃうのが一番。
ただそれで解決した結果として負うリスクが大きすぎるのならこれまた問題。
何をしても問題って結論になりそうだけど、そうじゃなくって。
結局重要なのは選ぶ事。
目を逸らしてどうするのか? 逃げてどうするのか? 立ち向かってどうするのか?
その上でどうしようも無いと思ったのなら助けを求めれば良い。
金八先生じゃないけど、人は支えあって生きてるんだから。
ぶっちゃけちゃえば支えるどころか利用し合ってると言っても良いんだけど。
何はともあれ、こんだけ無駄な文章を書いちゃう位に衝撃を受けた言葉なのでした。
草々不一