中国の密漁船問題で菅官房長官が、5日の記者会見で、「やりくりして今は対応しているが、非常に無理があるのは事実だ」と述べた。事実上、お手上げだと発表したのだ。
普通はそんな発表はしない。なぜなら国家の面子があるからだ。これは記者に対しての発言なのか国民に対しての発言なのか。
菅官房長官の発言の裏にはいくつもの意味がある。
ひとつは、日本国内の法規で対応すると物理的に無理だということ。
よって国民の諸君が憲法改正と武力行使をしてほしい声を上げなさいという意味なのではないか。
政府は、いま中国船を武力で制圧した場合、消費税増税の話も相まって、野党からかなり突き上げられる。下手をすると安倍政権が崩壊するのではないかと心配しているのだろうか。
まぁ、安倍政権が崩壊すれば、自民党自体危ないのに、老害どもは全く意に介せずだ。
問題なのは、尖閣防衛のために軍事費を上げたことへの整合性がとれないこと。
防衛費上げても防衛できないってそれこそ大問題。
だからこのメッセージは国民と中国共産党へのメッセージだったのかもしれない。
中国漁船さんたちは日本政府では対応ができないので、もっと無茶やってってもいいですよってこと。
もうちょっと無茶してくれないと、国民が納得する防衛出動かけられないし、法案改正できないっていうことなのだろう。
ずるい話をすると、日本の漁船が中国漁船によって威嚇されたり沈められたりしてほしいのだ。
現にその準備で動いているのではないだろうか。(このあたりは願望的推測ですが)
もし、海自が出てきたらどうなるか、一番考えられるのは内閣の支持率が急激に上がる。
消費税問題なんかぶっ飛ぶよ。そのとき解散総選挙ってことも考えられるのではないか。
いまなにもしなければ、消費税増税問題で混乱し支持率は大幅に下降するが、国防問題があると安倍さんの力が遺憾なく発揮されるだろう。
ただAPECなどが眼前に迫っているのでどう対処するべきか迷っているのではないだろうか。
どっちみちにせよ、中国は日本に揺さぶりをかけているのだから日本は揺さぶりかえして臨む方がいい。
キャスティングボードを握っているのは日本なのだ。
ここで奮起しないと日本は世界から笑われる。
東南アジアから失望される。
だからこそ日本の底力を見せるべきなのだ。
いま世界が動いている。日本が強いリーダーになれるかどうか大きな試練だと思う。