新自由主義は、日本にとってよいのだろうかという話。
新自由主義とは、社会的市場経済に対して個人の自由や市場原理を再評価し、政府による個人や市場への介入は最低限とすべきという考え方。
要は、規制緩和して保護主義をなるべきやめ、自由競争をする社会を目指すというもの。
具体的に言えば、
①TPPへの参加
②労働規制緩和、外国移民の受入
③配偶者控除の廃止、女性の社会進出
④医療、農業、エネルギー等の岩盤規制の破壊
これは日本を「アメリカ型」に変える構造改革なのである。
アメリカ的な資本主義ってかっこいいじゃないかなんて言っていたら大バカなのである。
なぜなら今のアメリカを見てみるとよくわかる。
アメリカは格差社会で、上位1%の富裕層の所得が、国の総所得に占める比率の20%を上回るまでに上昇している。酷い格差社会で貧困層は病院にもかかれないのである。
日本は比較的単一民族で差別も無くそうと努力している。社会主義的な傾向が強く、助け合いを美徳としている社会なのである。その社会がアメリカ的になったらどうだろう。生まれ落ちた家庭が、ちょっと違うだけで格差によって富めるものと貧しいものになってしまう傾向になるのだ。
これっていいのか?
私は今の日本の社会のほうがすばらしいと思っている。民度が発達して、世界でも賞賛されているのは事実だ。なのに、その社会構造を破壊する思想は、グローバリゼーション、国際競争という名の下に行ってもいいのか!美しい日本人の考え方を反映するのになんでもかんでも自由競争って思考を停止しているのではないかと思う。
ほったらかしはバカでもできるよ!
新自由主義が主張する①TPPへの参加、これはブロック経済でありグローバル化とは違う。
このTPPの一番の問題は関税の撤廃。過去、この関税の権利を巡って戦争したのになぜ易々と無くそうとするのだろうか?国と国とを対等にするには調節が必要である。そのための関税なのに。
もしTPPに参加したら、日本とアメリカは同じような先進国であり関税を無くしても対等な貿易はできるであろう。ところが、単一民族の性質の強い日本人と多様な人種で構成されているアメリカと人とでは考え方が全く違う。日本人にとって困るのは個人の利益だけを追求する考え方が、日本社会に浸透することがまずいのである。
仮にそんな人たちが経営者になったらどうだろうか?
実は実際になっている。日産のカルロス・ゴーンや前ソニーの会長 ストリンガー、彼らは日本では法外な報酬をもらっていたのである。ゴーンもストリンガーも10億円に迫る報酬だ。他の日本の経営者が1億円~2億円の間でもらっているのに。ゴーンは日産を立て直したといわれているが、実はただ単にリストラと下請けのコストカットをしただけである。現在のい日産の利益はゴーンの母体であるルノーに吸い取られているのである。ソニーのストリンガーも経営失敗していたのに高報酬を請求したのだ。
TPPからちょっと脱線してしまったが、個人の利益を求めるものは、TPPでは成り立たないのである。征服するかされるかなのだ。いくらルールを作ろうともパワーゲームに勝ったほうが特をして文句が言えないのがTPPなのだ。
日本はお人好しすぎてこのゲームには勝てない、勝てるはずがないのである。
そんなWIN-WINにならない関係ならFTAによる条件交渉のほうがいいのだ。関税という国民が負担することのない税収はまさに理想的だし、撤廃するのではなくもっと高度なものにするべきなのだ。
②労働規制緩和、外国移民の受入
これは絶対にしてはいけないのだ。先ほども言ったとおり、日本は単一民族の性質が強いので、移民されると犯罪や差別が強くなり混乱を来す。ヨーロッパでも移民政策で失敗しているだろう。スウェーデンなんて移民で街がゲットーと化している。現に日本でも、中国人・韓国人を筆頭に犯罪が増加しているのである。それを取り締まるだけでどれだけ税金がつぎ込まれているのやら。
いっそ、中国人・韓国人の入国を規制したほうが犯罪率が低下して住みやすいのだ。足りない労働力は、親日国から一時的に入れて調整するとか、高齢者の労働基準を見直せばいいだけなのだ。
過去において移民問題で紛争になった国家は少なくないのである。
また、労働規制緩和で派遣社員の拡大は全くの愚策である。
企業が派遣社員で人件費を抑制したところでその企業は、信頼できる社員を減らすだけなのだ。
派遣社員が不安定なように、稼ぎ手の生活も不安定なる。そんな社会で子供を育てることが負担になるのは明らか。結局少子化を導く愚策でしかないのだ。
ドイツの金融の神シャハトは、一家の大黒柱の終身雇用を推奨した。そのため大黒柱から仕事を奪っていた女性たちのパートが減り、家庭に入って子作りをするようになった。
少子化の改善である。
新自由主義者は、企業側儲ける立場での考えに傾倒している。すべてはバランス。
安定させることが、個人にとって有益なのだ。
ちょっと話が長くなったので、続きはまた今度…