今日は薔薇の消毒をしました。明日は雨が降るので、その前に薬剤を散布しておくことが効果的です。散布したのは、殺虫剤としてはスミソン(スミチオンとマラソン剤の混合剤です)と殺菌剤としてはダコニールそれと展着剤のダインの3種を混合したものです。

 

 ダコニールは、気温が上がると薬害が発生するので、気温25℃を超えない日でないと使えません。従ってこの時期のまだ気温が上がらない時は、ダコニールです。そのダコニールを指示通りに1000倍に希釈して使います。

 

 ダコニールの良い点は、耐性が付きにくいので安心して使えます。耐性とは、黒星病とかうどん粉病とかの菌が、薬剤に対して耐性を持ち、薬剤が効かなくなるということです。新型コロナウィルスの変異と同じで、変異した菌の内、薬剤に対して生き残る菌が蔓延して、結局薬剤が効かなくなるということです。

 

 またダコニールは、治療薬ではなく予防薬ですので、黒星病とかうどん粉病が発症する前に使わなければなりません。この後、薬剤に対する耐性ができないように、薬剤のローテーションを開始しなくてはなりません。

 

 気温が上がっても薬害の心配なしに使えるのはサンヨール位なので、サンヨールを大事に残しながら、サプロール(治療薬にもなります)なども使いながら殺菌消毒をしていきます。今年の薔薇は、今のところ順調です。