分かりもしないのに、偉い人が采配を振ると現場は混乱します。状況は、現場が一番分かっているのに、偉い人が采配を振れば、それを無視できず、余計な仕事で混乱するものです。結局、一応検討しましたのような報告をして、良いアイデアなのですが、今回のケースではリスクが大きいのでとか、当たり障りなく駄目という事を伝えなければなりません。
そこで、その偉い方が、ではこのようにして再検討してくれとか言い出したら、現場がそのために迷惑していることが分からない、手に負えないアホと言わざるを得ません。
上杉謙信と武田信玄の川中島での戦いで、上杉謙信が馬に乗り、武田軍の陣地内に切り込み、床几に座っている武田信玄を馬の上から切りつけたとの話があり、その像が長野市八幡原史跡公園にあります。(私は後に作られた話で、事実ではないと思っています)
これをどう評価するかですが、大将の上杉謙信がとても勇敢であったとは思いますが、もし上杉謙信の家来でしたら、さぞ大変であったろうと思います。先頭に立って切り込むのは、少なくとも大将のやるべき仕事ではなく、大将が打たれればそれで戦いは負けになるのです。細かく采配を振るタイプだったのかもしれません。
一方武田信玄は、床几に座って、立ち上がりもせず、刀も抜かず、軍配で上杉謙信の太刀をよけたとなると、相当に肝の据わった人物であったろうと思います。小物なら、必ず立ち上がり、後ろに下がるはずです。
武田信玄は、大将としてこの状況でも動じない、それを見た家来は、この大将の為に頑張ろうと言う気持ちにはなるでしょう。大物なら状況も分からず細かく采配を振るのではなく、部下を信じ見守るものです。
