毎日報道される新型コロナ感染者の人数、死者数など徐々に増加し、日本での一日の感染者数は、数千人単位になっています。しかし、今日、人々のその数字に対する驚きはほとんど無くなっています。数字の増加に慣れてしまったのです。

 

 これは、まさに茹でガエル現象と言わざるを得ません。茹でガエルとは、冷水から徐々に水温を上げていくと、カエルはそれを感じずに、茹で上がるということです。もし冷水から熱湯にカエルを入れれば、飛び跳ねて助かるのに、徐々に変化することには気付かないとの例えです。

 

 とはいえ、カエルの熱湯と違い、新型コロナの感染拡大に対し、驚き飛び跳ねて助かる方法もありません。

 

 逆に生活様式を変えて、徐々に慣れて行くということが新型コロナへの対応方法なのかもしれません。

 

 という意味では、日本人は、多くの災害(巨大地震・台風など)を乗り越え、また、世界ではあり得ないような豪雪地帯に平気で生活をする国民ですから、世界で最も慣れて生きて行くことが上手な国民なのかもしれません。