ライト兄弟が初めて有人動力飛行をしてから、118年の時間が経過しました。その間、人類はプロペラ機からジェット機へ、音速の壁も超え、また500人を超える人を乗せ、長距離を飛ぶ飛行機までを開発してきました。

 

 そこまでには、多くの失敗もあり、少しずつ技術を積み上げて、今の飛行機にたどり着いたと思います。1900年初め、ライト兄弟が初飛行した頃の人達が、一気に今の姿の飛行機を開発することなど、できるはずがありません。

 

 私が開発課長であった時に、10年他社が追従できないような商品を開発せよとの号令の下、十分に検討をすれば、失敗は無いはずだと部長が主張するので、開発が10年近く停滞したことがありました。

 

 私は、身の丈に合ったステップバイステップの開発をすべきだで、意見は全く食い違っていました。当時の部長は、失敗は検討不足だからだと一喝するので、失敗のリスクがある限り試作を開始しなくなりました。その他色々とあり、部長とは口を利くことを止めました。

 

 当時私と同意見だったシステム担当課長とは、これは塹壕戦で、みんなで塹壕に籠って動かいな様子と同じだ。時間だけが過ぎて、最後は大失敗になると話し合っていました。

 

 人間の能力には限界があり、進歩はステップバイステップ、理想的な姿にたどり着くには、それなりの道のり、試行錯誤(Traial and Error)が必要であると認識しなければなりません。