家電量販店では、毎朝朝礼があり社歌を歌います。家電量販店の社歌を覚える気はありませんでしたが、店長も見てますので、自分はメーカー代表のつもりで、大きな声で歌うことにしていました。
そこで、量販店の中で、自分のメーカーのシェアを上げようと、担当するエアコン以外の商品にも気配りしていました。 特にテレビは、エアコンを売っていると手が回らないので、朝の掃除の時に、私のところのテレビは、ぴたりと画質と色合いを合わせ、他のメーカーには微妙な調整を施すことで、ほっといても圧倒的に私のところのテレビが売れるようにしました。並んでいるテレビの両脇のテレビとの色合いの差は、販売に直結するものです。
気温が上がりエアコンが売れ始めるまでは、チラシ配りなどもやらされました。ちょっと先輩とのペアで、住宅地を回るのですが、アパートなどの集合住宅の地域ではなく、大きな一軒家の地域では、一軒一軒配るには骨が折れました。ちょっと先輩のヘルパーとは、チラシがなくなると喫茶店に入り、レイコ(アイスコーヒー・最初は知りませんでした)を飲んで時間をつぶし、閉店近くに戻ることにしていました。そうすると、先に配り終わった本当によくやったヘルパーよりも、私達の方が店長から良くやったと声を掛けられ、その後の仕事の仕方、要領よく働くことを学んだように思います。
つづく
