事務長さんとの面接時に、楽器の演奏がなぜ必要なのですかとの質問に、事務長さんは、職場内でバンドを組んでおり、できればバンドのメンバーになって欲しいから程度の話で、直接業務に関係がないことが分かり安心しました。

 

 何故求人情報に入れたのか不思議ですが、なんとなく、応募を難しくしたいとの事情がありそうでした。

 

 また、事務長さんが退職することにしたのは、元々大手企業のソフトウェアエンジニアで活躍していたとのことで、、知り合いから誘われたような話ですが、この年齢の方を引き抜くようなことがあるのだろうか、本当の理由は違うだろうと思っていました。

 

 その後、事務長さんからメールが来るようになりました。職場での事務長さんの活躍ぶりを週報のような形でメールしてくるのです。すごい処理能力ですね、私にはとてもできませんと返信していました。

 

 私は、メールで相談を受ける形で、ボランティアで福祉法人のコンサルティングをするつもりはないので、福祉法人での最終面接の連絡を待ってました。いつまで待ってもはっきりしないので、事務長さんに直接問い合わせてみましたら、候補者数名を集める必要があるので、ちょっと待ってくださいと言われ、2か月間待ちました。

 

 結果、35歳の福祉施設での勤務経験のある男性と、私が最終面接に行くとなったとの連絡が来ました。私が考えるには、35歳の方がどう見ても良いので、お気遣いなく不採用と連絡頂ければ、お互い無駄な面接をしなくて済みますので、それで結構ですと返信しました。第3話へ続く