北辰テストが今週末に迫っています。

 

これまでの学習の成果を測る校外模試である北辰会場テストですが、テストの受けかた・受け止め方・考え方によって、次回以降の結果に大きな違いが出てきます。

 

失点の内容は大きく分けて2通りあって、

 ①分からなくて解けず失点

 ②分かっていたのに「凡ミス」で失点

この2種類です。

 

まあ、あたり前ですよね。

 

特に数学においては、②の「凡ミス」という判断を子どもたち自身で下してしまうケースが非常に目立つ科目になっています。

 

数学は、「ただ計算が出来れば良い」とか、「単語を覚えていればどうにかなる」とか、「やり方を知っていれば良い」というわけでなく、まず解答をしていくうえで如何にしてアプローチしていけばいいのかを問題から想定し、その後、手を動かして求められた解答を導くことが出来るのかの作業と決定をしていかなければいけません。

 

そうなると、他教科(理科の化学・物理の計算記述問題を除く)とは違って、ステップが明らかに多くなってきます。

 

 

①の「分からなくて失点」をしてしまった場合は、その問を自分の「実力」と「理解できる範囲」に照らし合わせて、取りに行くべきものなのかそうでないのかを判断せねばいけません。

 

解を導いていくうえで、かなりたくさんのステップを要したり、設定しなければいけない数値が多い問に関しては、なかなか手の出ない子どもたちがいるのも事実です。

 

ですから、分からなかったものに対して「何をして良いのかわからない」と自分で判断できた場合は、解説なり我々講師なりを使って「問の目的」を知ることが必要になります。

 

北辰で出題されている内容で言うならば、

 ・作図問題(垂直二等分線・角の二等分線・垂線の作図は何を目的とするものなのか)

 ・方程式の文章題(穴埋め立式であるため、文章に出てこない数値を導く際に、想定ができない)

 ・図形の融合問題(与えられた条件が何に用いられるかわからない)

 ・関数の発展問題(どの点をパラメートして解き進めればいいのかわからない)

 ・説明問題(何を求めろと言われているのか問題文から読み取れない)

 ・確率(コンビネーションなのかパーミテーションなのか、確信が持てない)

この辺りがそれにあたるのだと思います。

 

この中でいえば基礎の練習による経験でまかなえるのが、作図・方程式・確率あたりなので、自己解決ばかりを目指さず、まずは我々を使って方向性を(ニュアンスでも良いので)得て、その後練習問題を繰り返すことである程度の部分までは踏み込んでいけるようになります。

 

図形や関数に関しては、授業内で伝える「基本構図」や「パターン」と照らし合わせながらの練習と反復が必要なので、結構な時間を必要とします。

 

ただこの①の失点に関しては、ある程度目をつむれるとしても、問題は②の失点パターンです。

 

 

②の『分かっていたのに「凡ミス」で失点』、この捉え方に注意が必要です。

 

子どもたちが、間違いを指摘されたときに「なんで!」と食い気味にキレてくるパターンですね(笑)

実際に解答の仕方を指摘すると、「あ~数え間違えた~」とか「計算ミスした~」とか軽く流してしまうんです。

 

生徒たちによく話していることですが、

「自分の間違い方の癖を知りなさい」

これに尽きると思います。

 

結局、「凡ミス」を軽いもの、たまたま起こったものだと思って、特段練習しないまま次の過去問やテストや模試に臨んでしまう。

 ・分配法則で計算する問いで直前にマイナスの記号がある

 ・”文字式”と”方程式”の分数問題の違い

 ・-5+3の様にマイナスが前にあって後ろの「5+3」が浮いて見える問題(もちろん答えは-2、間違え方は-8)

 ・連立方程式の加減法で、下段に置いた式にマイナスが多い場合

 ・解の公式の代入ミス

 ・三角形の面積の「×1/2」、錐体の体積の「×1/3」忘れ

 

例を出せばキリがないのですが、上のような簡単な計算問題の場合「わかっている」という思い込みが大きな弊害となります。

 

 

「わかっている」でいえば、勝手に仮定(前提条件)を設定してしまう場合。

 ・ここは平行

 ・この三角形は二等辺三角形

 ・ここは垂直

 

図形や関数の問題で起こりがちです。

 

 

結局毎回間違える方向に向かう「悪癖」がついてしまっているんです。

 

 

そして男の子に多くあるのが、同じ「タイミング」で間違えるケース。

 

模試とは少し違いますが、生徒に10問区切りの計算問題を何パターンもやらせてみると、決まって同じタイミングでミスをする。

例えば、毎ページ10問中8問目でミスをする。

これは分かっていないからではなく、自分の「気持ちの切れるタイミング」を分かっていないケース。

 

とにもかくにも、これらのミスの仕方を「たまたま」「偶然」、そして「凡ミス」と片づけてはいけないのです。

 

結局こういうミスを繰り返してしまう子どもたちは、「目的を持った練習・反復」をできていません。

 

 

『練習は試合の様に、試合は練習の様に』

 

 

バスケットボールのフリースローを試合で入れられないタイプは、この辺が甘ちゃんなんです。

 

 

下手くそなものは練習するしかないんです。

相当な能力をもった人でもない限り、「やり方」だけ知っていても上手にはなれません。

 

かくいう僕もこの仕事をしていなかったら気づけなかったこと。

とにかく常に練習をし続けること、新しいこと(ミスの仕方も含め)を吸収することを第一に勝負に挑んでいきましょう。

 

 

誰かの学習の一助になれば!

 

では、そろそろ帰ります!

 

 

 

PS

ブログの更新が滞ったのと、土曜日の県立説明会に姿がなかったのをみて、本日、僕の体調を気遣って頂いた方が何名もいらっしゃいました。

本当にありがとうございます。

 

ただ、めっちゃ元気ですのでご心配なく!!