中学生もすなる基礎学といふものを

   小学生もしてみむとてするなり

          「ウィル日記」紀冨之

 

 

ということで、夏休み期間に範囲指定したお題を出して、9月2週目の授業で小学生版「基礎学力テスト」を実施してみた。

 

そもそもウィルの基礎学力テストとは、中1・2を対象に年4回行われるテストで、授業内で扱うには時間も手間も大きくかかってしまう各教科のマスト事項(英語・国語なら語彙中心、数学は計算力中心)を、範囲指定して生徒たちがそれを個々で準備をして本番のテストに臨むもの。

 

80点を合格点として、それを下回ると不合格「試練」となる。

 

このテストのために生徒たちはそれぞれに工夫を凝らして準備してくる。

いつもコツコツを大事に積み上げるもの、直前に一気に畳み掛けてくるもの様々で、上手くいくこともあれば、涙を飲む結果になることもある。

 

生徒たちが1番恐れているのは「試練」。

これが最も子供たちの避けたいもので、親御さんは受かって欲しい反面、ギリギリ受かるなら試練やって鍛えられてくれというもの。

 

科目にもよるが、定期テスト期間以外は試練内容を毎日来てトレーニングする必要があるから、子供達からしたら、たまったものではない。

 

それでも試練をやることで、学習面以外にも気づけること、価値形成をできること、学ぶことが生まれるからまた面白い。

 

 

そんな試練を…いやいや基礎学力テストをやらせたいと思って小6でも実施。

少し先の目標に向かって、はたまた罰ゲームを避けるためにどれだけ準備してこられるか。非常に見ものであった。

 

大方の予想を裏切り?男子生徒がほとんど合格、女子生徒が苦戦する形となった。

 

それでも不合格からかれこれ2ヶ月。試練を経て大きく成長した生徒がいる。成長とは学習面だけでなく、「大人になっていく」「自立していく」という点での成長。

 

自分で決めた曜日に登塾してはコツコツと罰ゲームの課題を進める。

今まで質問なんかできなかったのに、モジモジしながらやってきて「ここを教えて欲しい」と伝えてくる。モチベーションが続きにくいなら友人と約束してやってくる。

 

何を冨田が求めているのか、それを考えながら意識しながらウィルライフを過ごしている。

 

めちゃくちゃ立派。

冨田感動しちゃう。

 

せっかくなので、良い動きを見せた生徒の名前を挙げておこう。

R、M、K、S、M

 

 

この中でも特にMは、人間的成長に加え学習面でも大きな成長をしているように感じる。入塾テストでは国語・算数合わせて200点中60点程度だったのが、トレーニングプリント系のものはスピードも正答率も格段に上がった。

 

何を問われているか、見当がつくようになったということだろう。目覚ましい成長だ。

 

あと試練が残っているのが2人。

別に期限をつけているものではないので、残っていてもいいのだが、周りと自分を比較することや、アンテナを張って「あれ私出遅れてるんじゃないの?」「あれひょっとしてヤバみ?」なんて事に気づくのも大事。

 

さて第二弾はどこで投入しようかしら。

 

 

 

愛すべき生徒たち(小6中心ver.)@国立科学博物館