お盆休みに入りましたが、各教科から課題が出ていますから、

手抜かりなく、進めてください。

受験生はやるべきことやったうえで、夏休みを満喫してくださいね。

 

丸山です。

 

 

 

『木曜朝の受験情報』コーナーです。

本日は、思い出し(リトリーバル)について紹介します。

リトリーバルとは、最近話題の「思い出し」学習です。

 

 

 

**************************

 

6年ほど前に教えていた生徒の話です。

懸命に授業を聞き、課題もまじめに取り組み、向上心はあるものの、イマイチ伸び悩んでいた女の子がいました。

 

彼女が小6の時、夏休み前最後の授業のことです。

「1学期に丸山が話した内容、何でもいいから、思い出せるだけ挙げていってごらん」

 

同じクラスの男の子がスラスラいろんな話を挙げていく中、彼女は

「え~、何話してたっけ?」

と、思い出せない自分に困惑した様子でした。

だって、いつも懸命に話を聞いて、なんならノートまで取っていたんですから。

 

そこで、丸山は1つシンプルな助言をしました。

「その日に学んだ覚えておきたいことを、寝る前に箇条書きしてごらん」

地道で、面倒な作業ですが、彼女なら必ずやってくれると信じて提案しました。

 

あとから聞いたところ、中学1年生の秋ごろまで、1年ほど続けてくれていたそうです。

その甲斐あってか、はたまた、彼女の勤勉さの賜物か、

彼女は中1のテストで450/500点くらいは取れるようになっていました。

 

この「覚えてたいこと日記」の習慣をやめてからも、彼女の点数は下がりませんでした。

だって目的は、「箇条書きをすること」ではなくて、「思い出す習慣」にあったのですから。

 

 

 

**************************

 

ということで、本日の話題は「思い出し学習「リトリーバル」

こちらの動画↓で紹介されていた内容をまとめてみました。

 

 

 

 

〇勉強時間より大切なのは?

「何度もノートに書いているのに覚えられない…」
「ノートにきれいにまとめたのにテストで点が取れない…」

 

多くの人が取り入れている

  • 教科書を何度も読む
  • ノートに何度も書く
  • ノートをきれいにまとめる
  • 大事なところに線を引く

といった勉強法。

もちろん全く意味がないわけではありませんが、それだけでは学習効果は高くないことが研究で分かっています。

特に、線を引くだけ・読み返すだけでは、「勉強した気」になりやすい点に注意してください。

 

 

 

 

 

〇一番効果的な勉強法は?

研究で特に効果が高いとされているのがリトリーバル(Retrieval)です。

これは、「覚えたことを何も“見ずに”思い出す」という学習方法です。

 

例えば、

  • 教科書を1ページ読んだら閉じる
  • 「今何が書いてあったかな?」と考える
  • 重要なポイントを3つ思い出してみる

これだけでも記憶の定着率は大きく上がると言われています。

漢字や英単語を覚えるのだって、思い出しながら書くことが大切なのです。

研究によっては、記憶力が1.5~2倍向上するという結果も紹介されています。

 

 

 

 

 

〇「テスト」をうまく使おう!

テストというと「点数をつけるもの」というイメージがあります。

しかし、テスト本来の大きな役割は思い出す練習をすること」。

問題を解くことで脳は記憶を検索し、その作業自体が学習になります。

つまり、テストは学習のゴールではなく、学習そのものなのです。

 

 

 

 

 

〇親は何と声をかけるべきか?

勉強を終えたら、

「今日覚えたことを3つ教えて。」

と聞いてみてください。

親御さんに今日の学習内容を報告しようとする中で、お子さんに最適な復習であるリトリーバルが自然とできる質問です。

 

 

 

 

 

〇まとめ

勉強で大切なのは、

「どれだけ時間をかけたか」ではなく、「どれだけ頭を使って思い出したか」です。

 

今日から実践できるポイントは次の3つ。

  • 読んだら閉じて思い出す
  • 勉強後に「今日覚えたこと3つ」を言葉にする
  • 問題演習を増やし、「思い出す練習」を意識する

学習塾ウィルでも、「ただ覚える」ではなく、「思い出せる知識」にする学習を大切に指導しています。

日々の勉強法を少し工夫するだけで、学習効率は大きく変わります。

ぜひご家庭でも試してみてください。