お盆休みに入りましたが、各教科から課題が出ていますから、
手抜かりなく、進めてください。
受験生はやるべきことやったうえで、夏休みを満喫してくださいね。
丸山です。
『木曜朝の受験情報』コーナーです。
本日は、思い出し(リトリーバル)について紹介します。
リトリーバルとは、最近話題の「思い出し」学習です。
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6年ほど前に教えていた生徒の話です。
懸命に授業を聞き、課題もまじめに取り組み、向上心はあるものの、イマイチ伸び悩んでいた女の子がいました。
彼女が小6の時、夏休み前最後の授業のことです。
「1学期に丸山が話した内容、何でもいいから、思い出せるだけ挙げていってごらん」
同じクラスの男の子がスラスラいろんな話を挙げていく中、彼女は
「え~、何話してたっけ?」
と、思い出せない自分に困惑した様子でした。
だって、いつも懸命に話を聞いて、なんならノートまで取っていたんですから。
そこで、丸山は1つシンプルな助言をしました。
「その日に学んだ覚えておきたいことを、寝る前に箇条書きしてごらん」
地道で、面倒な作業ですが、彼女なら必ずやってくれると信じて提案しました。
あとから聞いたところ、中学1年生の秋ごろまで、1年ほど続けてくれていたそうです。
その甲斐あってか、はたまた、彼女の勤勉さの賜物か、
彼女は中1のテストで450/500点くらいは取れるようになっていました。
この「覚えてたいこと日記」の習慣をやめてからも、彼女の点数は下がりませんでした。
だって目的は、「箇条書きをすること」ではなくて、「思い出す習慣」にあったのですから。
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ということで、本日の話題は「思い出し学習「リトリーバル」
こちらの動画↓で紹介されていた内容をまとめてみました。
〇勉強時間より大切なのは?
「何度もノートに書いているのに覚えられない…」
「ノートにきれいにまとめたのにテストで点が取れない…」
多くの人が取り入れている
- 教科書を何度も読む
- ノートに何度も書く
- ノートをきれいにまとめる
- 大事なところに線を引く
といった勉強法。
もちろん全く意味がないわけではありませんが、それだけでは学習効果は高くないことが研究で分かっています。
特に、線を引くだけ・読み返すだけでは、「勉強した気」になりやすい点に注意してください。
〇一番効果的な勉強法は?
研究で特に効果が高いとされているのがリトリーバル(Retrieval)です。
これは、「覚えたことを何も“見ずに”思い出す」という学習方法です。
例えば、
- 教科書を1ページ読んだら閉じる
- 「今何が書いてあったかな?」と考える
- 重要なポイントを3つ思い出してみる
これだけでも記憶の定着率は大きく上がると言われています。
漢字や英単語を覚えるのだって、思い出しながら書くことが大切なのです。
研究によっては、記憶力が1.5~2倍向上するという結果も紹介されています。
〇「テスト」をうまく使おう!
テストというと「点数をつけるもの」というイメージがあります。
しかし、テスト本来の大きな役割は「思い出す練習をすること」。
問題を解くことで脳は記憶を検索し、その作業自体が学習になります。
つまり、テストは学習のゴールではなく、学習そのものなのです。
〇親は何と声をかけるべきか?
勉強を終えたら、
「今日覚えたことを3つ教えて。」
と聞いてみてください。
親御さんに今日の学習内容を報告しようとする中で、お子さんに最適な復習であるリトリーバルが自然とできる質問です。
〇まとめ
勉強で大切なのは、
「どれだけ時間をかけたか」ではなく、「どれだけ頭を使って思い出したか」です。
今日から実践できるポイントは次の3つ。
- 読んだら閉じて思い出す
- 勉強後に「今日覚えたこと3つ」を言葉にする
- 問題演習を増やし、「思い出す練習」を意識する
学習塾ウィルでも、「ただ覚える」ではなく、「思い出せる知識」にする学習を大切に指導しています。
日々の勉強法を少し工夫するだけで、学習効率は大きく変わります。
ぜひご家庭でも試してみてください。