先週の土曜日に今年退職する時間講師の送別会が開催された。

 

長きにわたりウィルを支えてくれたメンバーが今度は、大きな社会へと歩みを進める。仕事をするということに誇りや熱を持ちながらより大人になっていって欲しいと心から思う。

 

沢山の楽しい時間をありがとう。

 

 

その送別会の終盤、退職する他教室の講師が冨田の所にやってきて、「お世話になりました。」とわざわざ挨拶をしに来てくれた。

 

こちらも恐縮してしまい正座で座った。

 

正座をした?

 

正座をできた⁈

 

冨田が正座した!

 

 

なんと5か月ぶりに正座が出来たのだ!

 

自分自身、衝撃的で「クララが経った!」状態だった。

 

 

昨年の11月、入塾面談すませて教室の外に出た親子が、あとから来た沢山の自転車に囲まれて、自分たちの自転車を出せなくなっていた。

 

それに気づいた冨田は「これはまずい」と玄関にある生徒の靴の川を飛び越え、颯爽と親子を助ける算段だった。

 

所がだ。

思っていたほど歩幅は伸びず、一番奥においてあった靴を踏みつけ右足をグネリ。そのまま玄関ポーチのガラスに左ひざを強打。

 

何とか痛みをこらえて、親子の自転車を救出。

 

凄まじい音もしていたし、足も痛いし、でも恥ずかしいしで、教室に戻るなり「いや…転んでしまった。。。」と痛々しい様子で、そこにいた生徒に報告。

 

すると、「大丈夫ですか?」ではなく、数人がゲラゲラと笑い始める。

 

あまりにも意外過ぎるリアクションに、あっけにとられながらも、「君たちのそのリアクションはまずいよ。」という旨を伝える。

 

笑いを納め「すいません」と、「しまった」の表情にはなっていた。

 

何かここで違和感があった。

だから別日、この話を小6に対してしてみた。

 

非常に大人なメンバーが多い分、まっとうなリアクションを選ぶかと思ったのだが、15~16人程度いる生徒のうち、結構な人数が大声で笑いながら「そりゃ笑うでしょ!」と答えた。

 

事前の話を時間講師にもしていて、講師たちは一様に「生徒のそのリアクションはやばいですね。。。」と言っていたので、そのことを小6に伝えると、「やっちまったかも」という表情で静まり返った。

 

これはご家庭の教育云々だけじゃなくって、ドッキリや迷惑行為を当たり前に映し出すテレビのバラエティー番組やyoutubeやらなんやらの動画たちが、その基準を引き下げてしまっているんじゃないか。

 

そういう楽しそうに一見すると見える有象無象の世界が、子どもたちの中で当たり前になれば、それがその基準になってしまう。

 

親だけで、そういう価値観に気づくことは、行動範囲の広がる思春期の中学生になってからだとなかなか難しい。

 

だからこそ塾みたいに他の大人に「それヤバいぜ」と言われる環境が必要なのかもしれない。

 

 

ということで、多少やらかい所でならそのときにグネッた右足首でも正座できるようになった。そして、それを機に転んだことを笑われた怒りがちょっと思い出した。

 

 

もうそこそこおじさんだから慎重に行動せねばな。