受験シーズンが終わりに近づいています。
応援してくれる親御さんよりも、真剣に自分の人生について考えられるような15歳になれただろうか?
丸山です。
『木曜朝の受験情報』コーナーです。
この前、判定テストが終わり、出願する高校を悩んでいる生徒がいました。
本人が、大学進学をそれなりのレベルで考えたいとのことだったので、
第1志望の県立A高校、第2志望の県立B高校、合格を決めている私立C高校、
3つの高校の大学進学実績を比べてみて考えるよう勧めました。
中学生でもぼんやりとは意識する大学入試。
高校で何をやりたいか、と同じくらい、高校卒業後にどうなっていたいかは重要です。
そこで、本日は、
大学入試の現実
を紹介します。
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こちら↑は昨年春の大学進学実績です。
進学者数ではなく、合格者数です。
さて、MARCH(明治/青山学院/立教/中央/法政)は、
公立の選択問題校(表太字)やほとんどの私立高校からそれなりに合格者が出ています。
学校の勉強にまじめに取り組み、学校の上位1~2割にいることで、どの学校からでも合格する可能性があると言えます。
では早稲田・慶應はどうでしょう?
公立では浦和、大宮、川越、市立浦和、浦和第一女子、所沢北。
私立では川越東くらいまでが、学校の力で早慶に合格できると言えます。
たしかに、そのほかの高校からでも、早慶合格者はいますが、
学校の地力ではなく、生徒が独自に早慶レベルの学習をしないと合格できないと言わざるを得ません。
たとえば、所沢北から早稲田大学に現役合格した教え子がいますが、
彼は所沢北の中で上位1割あたりをキープしていました。
川越高校から早慶に現役合格をしている教え子たちも、
川越高校の中で上位2割以内には入っていたと言います。
川越女子から早慶に現役合格をした教え子は1人しか知りません。
いずれにせよ、ビリギャルのような逆転合格が自分にも起こると勘違いしてはいけません。
学校の中での順位が、そのまま進路結果に反映されると考えましょう。
※範囲が限定されていて準備もできる定期テストよりも、総合力を測れる模試を参考にしたほうがいいでしょう。
中学時代の定期テストと北辰テストの違いと同様ですね。
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卒塾した高校生の学習相談を受ける機会が多いのですが、
高校受験で第1志望に合格した生徒ほど、ものごとを楽観的に見る傾向が強いように思います。
「やればできる」という成功体験から、いつしか「やれば」の部分が抜け落ち、「できる」という思い込みのみ残ってしまっている状態です。
はじめから「無理だ、、、」と諦めるよりは、いくぶんマシなのですが、
このタイプの生徒は、他校のライバルがいることを意識できていません。
高校受験では戦うことのなかった中高一貫校の猛者たち。
高校受験で涙を飲み、雪辱を誓った私立高校の生徒たち。
学力的に下位の県立高校に進学した生徒の中でも、キミを追い抜いている生徒はいます。
川越高校の300位よりも、川越南高校の30位のほうが上です。
世代人口の中での自分の順位を相対化して、自分の着地点を見極めるんです。
学習時間の確保や、完璧という言葉通りに仕上げ切る底力など、
“人格的に”自分は同年代の上位何%にいるのかを常に意識してください。
丸山が早稲田に合格したのは、もう15年も前の出来事ですが、そのマインドは今でも通ずるはずです。
こういう↓のは勉強以前の問題です(笑)
・自分にとって都合の良い情報のみ集めることに奔走している。
・机に向かうこと、ページを繰ることを目的にしている。
・できない理由を、学校、参考書、予備校のせいにしている。
こういうのを丸山は「なんちゃって受験生・ファッション受験生」と呼称しています。
自分のできることを一つずつ増やせるマインドになったら、
・解答解説を見て分かった気になり「次は解ける」と勘違いしていないか。
・できない原因をつきとめて、解決するための道具を揃えるために、基礎に立ち返れるか。
に注意してください。
何をやっているのか、よくわかってないけど、当たってるからいいやとか、
覚えちゃえばいいや、みたいな勉強では、とても太刀打ちできません。
説明できるレベルにしてください。
昨年度、早稲田大学の一般入試は、
95,938人が受けて、14,824人が合格を勝ち取ったそうです。
6.5人に1人しか受からない計算です。
東大合格者でも落ちることがあるのが早慶です。
所沢教室のブログでも、早慶合格の話題が上がっています。
個人的には、数学をやらないことが、早慶の合格可能性を下げる直接の原因になるとは確証を持って断言できません。
しかし、高1高2の間に、わからないものをわかるに変えるトレーニングをしてこなかった生徒では、
結果として、勉強の質が知れているということなのでしょう。
毎週木曜日に受験情報を発信していきます。
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