最近、大人の非認知能力について専門にしている人の話を聞いている。
というのも、通勤時間の20分の時間の中で音楽を聴いてテンションを上げるのも良いが、専門的な学びをした人の話を聞いても良いのではないかと、ポッドキャストを車のBluetoothにつないで流し聞きでもしてみようというのがきっかけだった。
非認知能力と言うのは、数値化して計ることのできる認知能力に対して、自制心・忍耐力・メタ認知・ストレス管理・意欲・自己肯定感のように数値として計ることが難しい能力のこと。
俗に言われるところのコミュ力が高いとか、視野が広い、俯瞰的に見るとか言ったこともそれにあたるようだ。
参照
https://www.shogai-soken.or.jp/non-cognitive-skills/
こういう話を聞けば聞くほどに、子供たちの発言や態度が気になってくる。
こんなことを繰り返し、永続的に発し続けていては、その子の持った能力を開花させることすらできない、そう思い第三者の冨田が危機感を募らせてしまう。
今週の小4算数の一コマ。
冬休み期間に出していた課題「47都道府県」をチェックしてみることにした。
すると、普段はぼーっとしていて、それほどテンポの良くない生徒が、ひとつずつ着実に解答欄を埋めていく。もともと知っていたものが多かったのかもしれないが、普段の様子からは想像もつかないペンの走り方に驚かされた。この生徒をAとしよう。
片や、他の二人は「え?やばい全然思い出せない」「年末にやったから忘れちゃった」などと特に聞いてもいないのに言い訳をしながら進めていく。
結果、準備してきたはAは47都道府県すべてを正解し、後者の二人は合わせて37問の正解(ほとんどが、北海道から関東にかけて)。
採点終了後、ニコニコとご機嫌なA。非常にうれしそうだ(5日前までは33問の正解だったようだ)。
それに対して、「埼玉とその周りだけ知ってればいいよ」と悪びれる様子のない2人。
ははーん、これはちょっと少しお話しますか、と冨田のトークのターン。
「まあ別にいいんじゃない。そのかわり都道府県すら知らないってことはその程度の人だって、大きくなってからまわりに思われるってことだから。そこは覚悟しときなよ。」
「大人の世界で、『大阪?それどこ?車で20~30分?』なんてこと言ったら、相当引かれるぞ。逆に考えてみ、大阪しらない彼氏や旦那さんだったらどう思う?」
一気に減らず口が収まった。
「そりゃ、すぐ離婚だわ。」
そこは結構シビアなわけね(笑)
これをきっかけに来週までの都道府県数増加の約束をこぎつけることが出来た。
「じゃあ二人は来週チョットはやくきて、都道府県やろう。」
するとAが言う。「僕もやりた~い。」
最高じゃねえか。
「それじゃあ、切り替えて次は計算プリント行くぞ~」
すると、2人のうちの1人が、
「あ~めんどくさ~い。」
この生徒、授業終わりに都道府県のノルマもディスカウントしてきた。
まだまだ道のりは長そうだ。
非認知能力と言うのは幼少期の教育に起因するところが多いようだ。
それを小学生中学年以降に変えていかねばいけない状況だと、数値化できる認知能力よりも先に、非認知のラインを上げることに力を注がねばいけない。
もしくは数値化出来るものを道具に、あたり前のラインを上げていくわけだ。
塾長のコトバを借りれば、「教科を使って学力をあげる」ってやつだ。
「時間はかかるので、じっくり見てあげてください。」
冨田の面談でこうお話するときは、まさにそういう大切なタイミングということなのだ。
小4ならまだ良い。
中2、中3となっていくとどんどん追い込まれていく。
別にウィルじゃなくたっていい。そういう視点で子供を見てくれる環境をゲットすることは、将来の我が子の物事への取り組み方に大きなアドバンテージになる。
是非真剣に考えていただきたい。
ちなみに昨日の小6の授業では、体験生や新入塾の生徒に少しそういった部分を感じるシーンがあった。変え時は今。
前向きに、自分に期待する言葉に囲まれよう。
では。