がぉー

 

この画像を見たらピンと来る方もいるんじゃなかろうか。

 

先週土曜日8:30に集合して、25人の小中学生を連れて国立科学博物館と東京国立博物館に行ってきた。

 

この企画を始めたきっかけは、小学生の理社嫌い。

 

目に見えてそれが現れていたので何とか一手を打てないかと、中2・3を対象とする大学見学会と並ぶウィルの校外学習企画の柱として運営してきた。

 

今いる講師たちが小中学生の時にも一緒に行った思い出の場所でもある。

 

景品目当てに館内を走り回っていた講師A、休憩時間に食べたソフトクリームを鼻頭につけて「テヘ」っと可愛子ぶってた講師B。

 

非常に懐かしい。

 

 

僕自身、小学生時代に博物館に行った記憶はない。

 

小中学生の冨田少年は、前に出たいけど自分が出るのは似合わないと、ビビっていたタイプの子供で、ちょっとしたことが気になってひとりビクつき苦悩していた記憶がある。

 

良く言えば感受性の強い子供だった。

 

そんな僕を母は、博物館ではなく美術館やミュージカルによく連れて行ってくれた。

 

記憶にあるのは東山魁夷展や劇団四季の公演だろうか。

 

何か特別なことをしている気がして、それがどこか心の底の自信になっていたし、いまだに風情とか情感的なものに敏感でいられるている所以になっているのかもしれない。

 

 

とは言え、そんな偏屈さなんかより、純粋に博物館を楽しみ、仲間とキャッキャと遊んでいる、電車の中で僕に注意される、それくらいのわんぱくでいいし、気にせず感動することがどれだけ素敵なことで将来の財産になるのか。

 

すごくすごくちっちゃくてもいいけど、社会見学に参加した生徒たちの将来の礎になってくれていればと切に願う。

 

 

学習って部分で見ても、「見たことがあるか」「触れたことがあるか」「雰囲気をわかっているか」これは何にも代え難い武器になる。

 

将来、夜空の星のようにみんなが輝いてくれますように。