夏期講習が終わり、9/9までのしばらくの期間は、授業なしの開館日と中3対象の保護者会が行われます。
9/2~9/4の期間、僕は東所沢教室で勤務し新所沢教室は丸山先生にお任せしていました。
近年では、東所沢で連日勤務することもなかったので中々に新鮮ではありました。
そんな中、3日間続けて自習に来て、僕とも連日何かしらのコミュニケーションをとっていた中3の女の子が最終日の22時くらいに、
「あ~嫌だ、喋るときの言葉がいっつもいっしょ。」
と言ってきました。
様は、誰かと話をするときの反応の仕方やコミュニケーションツールの数が少なくて、最近それを自分でも自覚し始めての発言だったようです。(自分で自覚って、馬から落馬的な感じですね)
確かにその子は人見知りが実はあって、人を選んでコミュニケーションの強度を変えてしまう子で、そこに自覚もあって、
すぐに「コレめんどくさい」「この問題キモイ」と実は特に思ってもいないことを口走ってしまいます。
なので彼女のモチベーションの維持は、マイナス発言からスタートしているように見えました。
何とかポジティブな話にもっていきたいなと思っていたら、彼女の方から、
「どうしたら、新しい言葉って増えるの?」と聞いてくれたので、
「本を読んで仕入れることもあるけど、中々使う場所がイメージできないこともあるじゃん。だから学校説明会や保護者の方なんかの大人の人が話す機会には、『どんな話し方をするのかな』『新しい知らない言葉はないかな?』って言うのにアンテナ張る様にはしてるね。」
「えっ!大人になってからもそんなこと考えながら生きなきゃいけないの?」
「そりゃそうでしょ、大人が頭の悪い話し方してるのかっこ悪いでしょ。」
「まあそうだけど。」
「大人の人が使った言葉や言い回しはリアルな使い方を体感してるから、なるべくそういうシチュエーションを作って使うようにすると、いつの間にか自分でも使えるようになってくる。そしたらコトバをゲットしたって言えるんじゃない。」
「でも大人と喋んないもん。」
「今喋ってんじゃん(笑)学校の先生だって沢山情報くれてるでしょ?」
「ん~そういうのあんまり気にして授業受けてなかったかも。」
「ビジネス用語とかも色々あって横文字の言葉を大人は使いたがるところあるけどね。」
「彼氏がそんな言葉使ってたら、マジでヤダわ。」
「ってかまた私が最後じゃん、帰るから。」
そういって彼女は帰っていきました。
これまで、それほど沢山彼女と話したことはなかったのですが、講師たちから聞く彼女の話は、自分の知らない世界をどう知ればいいのか考えながら、それに出会ったときにちゃんと楽しめる。
他にもいろいろなことを話したので、今回の何気ない会話が、彼女の視点を1つでも増やす要素になっていればと願うばかりです。
気にし始めたら、始めたのと同じ。
自分のマックスを更新し続けていきましょ!
では~