3者面談で、中3の生徒から、
「私立高校を選ぶときに、こんなところに注目した方が良いってありますか?」
って聞かれたので続編です。
この質問をしてくれた生徒に真っ先に言ったのは、
「説明会に行ったときって、①校長先生②教頭先生(学校の様子を語る)③入試広報トップの先生の順にお話をされるんだけど、この3者がすべて統一された共通の認識を持った学校は、間違いなく強い。」
こんな風に話をしました。
生徒本人、「なるほど~」って聞いてくれてはいましたが、実際にその場に居合わせた経験はないので、本当の意味では分からないですよね。
塾対象の説明会でいうならば、
①会の終了のタイミングで校長先生がいない
②説明する先生それぞれに資料の構成がバラバラ
③意図せずに前に話した方と内容に相関性がない。
こんなところがあったら「あれれ?」と思うところでしょうか。
私立高校は学校ではあるものの、生徒が来てくれなければ経営が成り立ちません。
つまり利益をある程度は求めなければいけません。(学校法人は本来利益を求めてはいけない組織でなければいけないですが)
それなのに、「3人話す」のに連動性や相関性がない事は本来ご法度なわけです。
でも学校現場だとそうなることの方が多いんです。
「先生」って言うのはあくまでも「先生」なわけで、営業の方ではない。
そうすると「ぼくはここ話すから、別セクションはよろしく~」ってな雰囲気になるわけです。
そうなると一貫性のあるお話になるには、相当普段から連動性が高くなければ中々に難しいわけです。
今年この「連動」を上手く演出されていた学校は、僕が見た限りでは、
①桜丘高校(北区)②東野高校(入間市)②拓大一高(玉川上水)
この3つが優れていたように記憶しています。
「あれ?」
っと思った方は固定観念強めの方です(笑)
学力ゾーンが高いから良いってわけではないんです。
東野さんなんてコースによっては偏差値48ですからね。
これから伸びていく学校さんは、戦略もそうですが、それをどの先生方も共有し、一緒に勝負しに行っているかってところが絶対に大きい。
そういった点では、今年拝見はしていませんが浦和麗明さんなんかも凄いんだろうなと、想像に難くありません。
噂や塾の勧めなんかも勿論大事ですが、学校に実際に足を運ぶ機会の多い今、そんな点にも注目してみてはいかがでしょうか。
めちゃめちゃ極端に言えば、私立併願校は12月末の個別相談に間に合えば大丈夫です。
あと2か月しっかり考えてみましょう。
では~