まずはコロナ希望的観測情報から!
びっくりするほどに、勝手にこの前予想していた収束への道が当たりすぎていてびっくりしています。
それに加えて、今週月火は200人前後の数からのスタートになるので、予想を超える自粛の効果が出ていているのかもしれません。
マイナスの方で考えるのならば、医療崩壊を目前に従事者の方々への負担を最小に減らすために検査数や認定自体を繰り下げている可能性もありますが。。。
日本は検査数に左右されることなく、ピークを分散する手法をとっているのが、一目瞭然ですものね。
ただ世の中でピックアップされる話題は、路上で倒れたとか自宅療養中に亡くなって、死後陽性と分かったとか、暗い事柄ばかり。
これって「田中角栄が中卒で総理大臣になった」とか「豊臣秀吉が足軽から天下を取った」っていうのと同じで、めったにないことを論うから目につきやすいわけですよね。
そんな恐ろしいニュースばかりに踊らされてはいけません。
今の状況をしっかり個人で判断しましょう。
さてさて、塾業界では現在「オンラインもしくは映像授業の時代が来た!」とばかりに、どこもかしこもZoomやらYoutubeやらで、そこに乗り遅れたら負けと如くに業界が動いています。
将来はすべてオンラインになるやら、海外の大学ではどうこうとか、ミネルバ大学はオンラインか寮かみたいな、いろんな話が飛び交っています。
ただ現場を見てみると、とんでもなく優秀な生徒を預かる塾さんでも、動画の再生率が5割程度とか、どんだけ時間をかけて動画を取ったってスタディサプリや無料Youtubeに勝てないとか、やり始めは面白いかもしれないけれど、結局のところ・・・
っという声があったりなかったり。
正直、ウィルにおいて映像授業(Youtubet的な)っていうのはあまり今のところ意味をなさないというか、補助的なものにしかならないと考えているので、ひとまず世の中で絶賛売り出し中のリアルタイム授業(Zoom)を友人たちに頼んでやってみました。
まず条件を、
・人数は9人程度
・こういうものに対してそれほど疎くない人たち
・回線も従量制とかではなく、定額利用
・全員大人
こんな中で話をしてみました。
すると、
・こういうシステムに疎くない人々であるにもかかわらず、
→音が出ない、映像が出ない、何よりも会議に入るのに手こずる。
・人数は8~9人程度
→話している人への注目が最初は高いものの、しばらくするとラジオ状態。だた聞いているだけの状態ってことですね。
・みんな電波や回線状態はしっかりとした設備
→ハウリングに、重複音(声が遅れて出てくるよ)。聞いてられない。
・全員大人
→普段の授業とは違って、自分の家であるため行動が自由。
「Zoomでリアルな授業」ってどこまでできているんでしょうか?
やっている側の人間は、本当に満足できる仕組みを作っているんでしょうか?
僕らは実験の中でしか今のところは動かしていないので、偉そうなことは言えませんが、どうしても遊びの範疇を超えない気がしています。
それ以外にもGoogleClassroomの仕様なども確認したり、使って見たりしましたが、ご家庭によって(環境と何よりも知識)相当に差が出てしまうように感じました。
しかも子を塾に通わせる親御さんからは、
「早くいつもの授業を始めてほしい。」
「多少短縮でも塾に行かせてほしい。」
「どんなシステムがあっても塾にいって学びたい。」
そうやって言っていただけます。
今日、実験に付き合ってくれた僕の友人も、子供を塾に通わせる親の一人。
「自粛自粛って言いますけど、塾が再開してくれたらどれだけありがたいことか。」
「塾は不要不急」って僕は立場とか関係なく言えません。
自宅にいて、動画を見ていれば頭の良くなっていく生徒何て、ほんとにごく一部です。
もしそれが日本国内で成り立つのならば、国はネット環境と機材を国民に与え、小学校入学時点から家庭学習をやればいいわけですから。
学年ごとに教室の生徒たちを思い浮かべたとき、自宅学習で今以上の成長を期待できる生徒は一人もいません。
自宅での演習や、自己学習のみで伸びる子は塾には来ません。
僕らは、やっぱり生徒の顔が見たい。
生徒の性根の部分を探り暴きたい。
そこからどんな勝負をする子なのかを掘り下げたい。
なぜ学校が必要か。
学校と同じ役割を担う塾が、なぜ必要か。
いま一度、考えなければいけないタイミングなのかもしれませんね。
では~![]()
