今週の月曜日の小6算数。
算数の内容からネタが英語に移って、次は理科の生物、次が社会の流通へとたくさんのことがらを横断しながら90分を過ごしました。
予定していたプランより少し理科を話し過ぎちゃったかなと反省はあるものの、「新しいものを知る」「新しい観点で考えてみる」これは幼い子供達には、ものすごい栄養です。
「算数やんないで先生大丈夫?お母さんに怒られないかな?」
ちょっと不安がる生徒もいましたが、「ウィルってそういう所なんだよ。特に小学生の間は時間的余裕もあるし、何よりも君たちがいっぱい吸収できる時期。そこを逃すことの方がもっともっともったいない。万が一怒られることがあってもしっかりと説明するから大丈夫!」と伝えると、「ならば、もっと!」という様な満面の笑み!
お母さん方、良いですよね?(笑)
算数の時間が圧縮されちゃいましたが、ピッカピカの笑顔で授業を終えて、「疲れた〜」と帰って行きました。
そんな中、授業の後半に来週の予定を話していると、ある生徒が「もうそれやった」って言うんです。
学校でもまだやってないはずなのにおかしいなと思ってよくよく聞いてみると、なんと「6月の塾内模試の範囲に、その単元があるからやってみた」というわけです。
なんと素晴らしい動き!!
その生徒は元々勉強に自信がなくって、今年の4月から算数も追加受講して、できない自分を見せないようにと一生懸命に毎回の授業も翌週までの課題にも取り組んできています。
まだまだ1か月ちょっとだから学力が跳ね上がったってことはあり得ません。
それでも自分のテリトリーにあるものに対して必死に手を伸ばして得ようとする。そういう行動ができる。
それがなんとも素敵でした。
このとき僕の頭の中で、ドラクエのレベルの上がる時の音が高らかになっていました。
難しい公式を使いこなせるようになることも大事ですが、こうやって意識が変わっていくこともものすごく素敵なことです。
他のどんな動物にもなく、唯一人間にだけ備わっている「向上心」。
この価値観の扉を開いた君こそ、
まさに
レベルがあ~がった~♪♪
その瞬間でした!