「社長!聞いてください!」

 

「どうした、どうした?」

 

「うちの会社が属する業界の売上トップのA社が、

 実は1年前にこんなプランを打ち出していたんですよ!」

 

「ほ~、とは言えこんなことができるのは、あれだけ大きな会社だけ。

 ほかの会社がそんなこと真似できるはずがない!

 悔しいが同じフィールドで勝負するのではなく、

 ウチはウチらしく頑張ろう!」

 

「そうですね・・・ただ、それがですね社長・・・

 業界2番手のB社もA社に負けじと、スグにこんなことを発表していたんです。」

 

「ほほ~う、B社も思い切ったことをしてきたね!

 会社としてはかなり勇気のいる決断だったね!」

 

「結局業界の流れとして、どこもそれを導入することが当たり前になって、

 それが主戦場になってるんだそうです。」

 

「そうかそうか、どこの会社もいろいろ考えて企業努力しているんだな!

 本当に素晴らしいことだ!」

 

「そう言えば社長。

 最近わが社への注文がぱったり来なくなっていますが、

 ひょっとして・・・・・・・」

 

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平成29年度県立高校入試(現高1)の平均点が教育委員会から発表になり、

それに合わせてお付き合いのある業者さんからいただいた資料で、

各高校を受験した子どもたちの当日の点数の様相が見えてきました。

 

平均点等の受験情報はこちら

 

 

今回の結果を見てみると、学力検査問題で「学校選択問題」を採用した、

俗にいう偏差値60以上の学校の合格ラインが、

どの学校でも例年に比べ20点以上も下がるという結果になりました。

 

 

別にここで分析を書くつもりは全くないので、

それを期待されている方は、このあたりでもういいかと(笑)

 

 

ひとつ県立入試あるあるを。

 

埼玉県の入試問題では、数年前まで「数学で高得点(70点以上)を取ること」は、

かなりハードルが高く、どの受験生も数学はそこそこに、

他教科での点数の確保を狙って、受験勉強を進めさせる風潮がありました。

 

僕も数学を担当している身ですから、

埼玉の問題が中々手ごわいのは当然把握しています。

 

 

それでも

「世の中の優秀な先生の中には、この問題でも高得点を取らせられる人がいるんじゃないか」

そう考えながら、ウィルの数学の仕組みのマイナーチェンジを繰り返してきました。

 

それが功を奏したのか、県立入試本番の数学で、

80点台の生徒だけでなく、90点台、

さらには100点を取ってくる生徒を育てることができました。

 

 

 

そして今回。

合格ラインが引き下がったことで、

「まあこの程度やっておけば大丈夫」と潜在的に考えている塾がまた増えるのではないか、

そう思っています。

 

ボーダーラインが下がったのであれば、

その分獲得しなければいけない点数も下がるわけで、

捨てる問題を作ることも可能になるわけです。

 

 

ただ・・・

 

なんかそれって学ぶっているところとは違いますよね。

受かることのためだけに、そう言う勝負の仕方をさせるわけです。

 

 

 

受験を戦う上で、すべての生徒が内申点に不足のない状態で本番に挑めるわけではありません。

 

今まで鍛錬を積んできて、どうしても目当ての学校を受験したい。

そのためにはこれからも努力を惜しまない。

 

非常に高い志です。

 

 

ただこういう生徒は、前述したような

「平均が下がったから、その分点数を取らなくてもいい。」

理論には当てはまらないわけです。

 

逆に言えば、「点数をとれない入試で、内申点もない。勝負しても厳しい」

という結論になるわけです。

 

 

でもまだ15年しか生きてきていない彼ら彼女らからすれば、

そんなここ数年のことだけで人生が決まってしまうかもしれない、

なんて到底理解できませんし、あきらめきれるわけがありません。

 

だから発想を変えるべきです。

 

「みんなが取れないから自分も取れない。」ではなく、

内申点に不足があるのなら、その分当日点でカバーすればいい

 

平均点の低下から考えられる勝負のしどころ

 

うまくPDFの画像が貼れなかったのでリンクを貼りますが、

内申点の不足を当日点20点でカバーできるとするなら、

このリンクの画像のように、合格ラインが下がったのであれば、

その分、逆転できる余裕が広がっているのです。

 

140点のうちの20点か、170点のうちの20点か。

 

 

ここをどう発想するのか。

 

進路指導のほとんどを塾が賄うのが、埼玉県の高校受験の通例になっています。

 

 

どんな価値観で、受験に臨ませてくれるのか、

塾選びが子どもの夢をつかむチャンスをくれるのかどうか、

親御さんの大きな大きな仕事になりますね。

 

 

 

記事最初の社長のように、気づいたはいいが遅かった。

そんな事にならないようにせねばいけませんね。

 

 

ちなみにウィルは当然ですが、後者の考え方ですよ。

 

 

もうこんな時間ですね。

オオトノゴモります!

 

それでは~