テストで点数が取れない子。
なぜ取れないのでしょうか。
数学が苦手だから?
頭が悪いから?
否。
そもそも、テストの目的を間違えてはいけません。
義務教育の目的は成長。
テストもまた、目的は成長です。
成長のための狙いがあるんです。子どもたちに身に付けてもらいたいことがあるんです。
そしてそれは、数学の力だったり、英語の力だったりではありません。
義務教育の内容に、子どもたちにとって理解ができないような事柄はまずありません。
つまり、頭が悪い(理解ができない)から点数が取れない➡義務教育においては、これは間違いです。
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例えば数学でよく言いますよね。高校数学からわけわからんくなった、と。
高校は義務教育ではないので、大学でより専門的に学ぶために、数学や理科の難度が跳ね上がるかもしれません。
それに、多くの高校では、2年時に文系理系でわかれます。高校によっては理系科目を一切やらなくなることだってあります。
でも中学は違うんです。
入学から卒業まで、全科目、全範囲をやります。
それは、内容が誰でも理解ができるレベルになっているからです。
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テストを通して子どもたちに知ってもらいたいことは、自分の現状。やってほしいことは原因分析と次につなげるための行動です。
指定された全範囲を、限られた期間で、どれだけの精度でやれるか。そして、その精度の感覚が正しいものなのか。
出やすいところではなく、全範囲を網羅する。
周りに合わせてテスト準備を始めるのではなく、テスト日から逆算して始める。
100%、いや120%の力でやる。
テスト直前に点数予想をする。
実際の結果と予想を比較して、現状を把握し、原因を探る。
原因から改善策を考え、実行することで次につなげる。
この繰り返しです。
科目のテクニックで点数を取らせるような指導ではなく、科目を通してあらゆる分野に通じる考え方と行動力が身に付く指導。
定期テスト対策をするのではなく、テストで点数が取れるように育てる。
定期テスト対策をせずとも、その結果は当然高校入試にも表れます。
これがウィルの指導方針です。